まーどんなぶろぐ

ただいま他所のSNSに外遊中。

■年の瀬

2005年12月29日 | 日毎の些事
この時期になるとあちこちで「今年の10大ニュース」 を特集しているのを目にするにつけ、 あ~、この事件は今年起きたことだったか・・・、 な~んだ、あれも今年か・・・、 とまるで遠い過去の出来事だったように思うのは私だけでしょうか。。。 

技術革新とは無縁のお茶の間オバチャンの世界もドッグ・イヤーなのか、 それとも単に物忘れがひどくなったのか、 などと嘆いてしまうくらい今の世の中は目まぐるしく変動しており、そして溢れかえる情報のなかでアップアップしている昨今です。 

インターネット上で情報を入手する際も、 何が信用できて、何が怪しいか識別する確かな目を持っていないと とんでもないことになりかねません。 世の中いろんなジャーナリストが横行していますからね。 

てなことで来年もアンテナ張って情報キャッチに精を出すとしましょう。 
皆様どうぞ良い新年をお迎え下さい。



来年もまーどんなぶろぐ ご贔屓賜わりますよう御願い奉りま~す。


■気ぜわしい・・・

2005年12月28日 | 日毎の些事・食
松飾りをする頃になると、のんびりしていた私でもちょっとは焦りだします。
去年の暮れにこんなことを書いた覚えがありますが、 今年も何となく気ぜわしくなってきました。 それにしても寒さがこたえます、 厚着をしてホカロンを貼りながら掃除、買物に奔走していると一息つく際に温かい飲み物が欲しくなります。 昼間からグリューワイン というわけにもいきませんから、 今日はチャイなんぞを作ってみました。



私は南アジアへ行ったことはないですし、 チャイといってもカレー屋さんでインド人が出してくれるのしか飲んだことはありませんから、 まっ自己流なんですが、要はスパイス入りのミルク・ティーです。 我が家のスパイスラックにあるものも中から カルダモン、ジンジャー、シナモン、グローブ・・・、と加えていたら子どもが 「こういう便利なものがあるじゃないの!」 と言ってガラムマサラを見つけだしてくれました。 そうよ、ガラムマサラ(スパイスミックス)を加えれば手っ取り早いわね。。。
さあ、ティー・タイムが済んだらまた一仕事。

■『第九』 と 『ミサ・ソレムニス』

2005年12月25日 | 私のこだわり・音楽編
先日レクチャーを受け このエントリー で書いた演奏会を聴きに行ってきました。 初演プログラムの再現という実験的な催しで開演前からワクワク、ちょっとドキドキ。。。

セレモニーの開会を告げるかのような 「献堂式」序曲
続いて 『荘厳ミサ』より ”キリエ” ”クレド” ”アニュス・デイ”
前半から合唱、 ソリストの皆さんフル回転でご苦労様です! と頭が下がりました。
後半が 交響曲第九番「合唱付」

ベートーヴェン自身が選曲したと言われているこのプログラム、 通して聴き感じたことを少々・・・
前半は 曲柄どうしてもかしこまって聴いているので ホール全体に張り詰めた空気が立ち込め、 第九が始まっても1,2,3楽章が終わるまではそのぎこちなさが残ってしまいます。

ところが4楽章冒頭の管打楽器の爆音(!?)で緊張の糸が緩んだ気がし、 バリトンのソロが始まるとホール内の空気がサーッと入れ替わるような感じ・・・、 気分も軽くなります。 
まさに ♪ Freude, schöner Götterfunken, ・・・

一説によると、 作詞をしたシラーは Freude(歓び) ではなく、 Freiheit(自由) としたかったのだとか・・・。 世を憚って歓びという言葉に置き換えたと言われています。 

「献堂式」序曲で始まってからずっと抑えてきた感情が、第九の合唱によって解き放たれ自由の世界へ・・・、  一緒に聴いていた多くの人がそう感じたに違いありません。 これがベートーヴェンが意図したプログラムなのか! ということを実感させられた演奏会でした。

■Merry Christmas !

2005年12月24日 | 日毎の些事・食
全国的に近年になく冷え込むクリスマス・イブ、
こんな夜は温かいグリューワインが飲みたくなります。

グリューワイン (Glühwein) は赤ワインをグローブ、オレンジピール、スターアニス、シナモンなどで香り付けしたもので、普通はホットで飲みます。 ドイツのクリスマス・マルクトでは欠かせないメニューではないでしょうか。

日本でもグリューワインがドイツから輸入されていて、 1本 1500円前後で買い求めることができます。 では、寒いのでもうログアウトして温かいワインを飲むことにします。 

みなさん、よいクリスマスを!

■良書

2005年12月22日 | 日毎の些事
クリスマスプレゼントに本をどうぞ ということで、 この時期、児童書の広告が新聞に数多く載せられ、それを見ていると自分の子どもが小さかった頃のことを思い出してしまいます。

ねこのキャラクターとして親子の支持を得ている ”ノンタン” 、 我が家でも ノンタン あそぼうよ シリーズ を揃えていました。 歯みがきやトイレなどの躾けに、 遊びのマナーや公共性を教える知育絵本として、 親からみて大いに役立つと当時は思いました。

ただ、ノンタン・シリーズの中でどうしても子どもに読ませたくない本が1冊・・・



何でも真似をして知恵をつけていく幼い子は、 一旦覚えるとところ構わず 「あかんべー」 をしたがります。  母親としては あかんべー を連発されるよりも、 「おはよう」 「ありがとう」 が自然に口から出てくる子になってほしかったので、 この本だけは買い与えませんでしたし、 図書館などでも手に取らせませんでした。

しかし、幼児にとっては本を見ずとも手本はいっぱいあるわけで、 親の思いなど全く解さず成長するものですね。。。



先日、下の子が言っていました。 「『あかんべノンタン』 が欲しかったけど、ママが買ってくれなかったことを今でも忘れない・・・。」

■系図

2005年12月21日 | 豆知識・一般編
戦前の教育を受けた人の口から、”じんむ、すいぜい、あんねい、いとく・・・” と歴代天皇の名前を諳んじるのを聞くことがあります。 自分の曽祖父母の名さえ知らない私には単なる暗記物という感覚でしかありませんが、 由緒正しい家系を誇る方々にとっては系図は重要なのでしょう。

二千年経っても誕生祝いが世界多くの国でイベントとなっている イエス・キリストの系図というのも (由緒正しいお方のようで) きちんと聖書に書かれているんですね。 (マタイ、ルカ、それぞれの福音書によって列記されている名前が異なる部分もありますが・・・。)

キリスト教では神が自分をかたどって人を創造したとされていて、 その人間の名前がご存知アダム。 ルカ書によると、 その後 セト、エノシュ、ケナン、マハラエル・・・と (アダムから数えて) 20人の名前が連なり、 アブラハム、イサク・・・ と続きます。 アブラハムから14代下ると ダビデの名が、 ナタン、マタタ・・・とさらに40代続きようやく大工のヨセフが出てきます。 

ヨセフの妻マリアがイエスを出産したと言われますが、 マリアは聖霊によって妊娠したと聖書に書かれていますから、 アブラハムやダビデのDNAは受け継いでいない (?) ことになります。。。

さらに驚くことに、 創世記には 大昔の人たちの寿命が書かれています。 アダムとエバは始めにカイン、次にアベルという子をもうけましたが、 弟アベルを殺害してしまった兄カインは、神の怒りを買いさすらいの地に追いやられてしまいます。
しかしアダムとエバはその後たくさんの子に恵まれ、 130歳のときに自分に似た子 セトが生まれ跡取りになったとのことです。 (因みにアダムは930年生きたそうです。)

二代目のセトは105歳のときに生れたエノシュを跡取りにして912年生き、 エノシュは90歳でケナンをもうけて905年生きた・・・、 いやはや 何とも恐ろしい家系ですこと!!

神の霊が人間の中にとどまって長生きさせ、子孫を繁栄させていましたが、 十分な数の人間ができたので、 もう人の中に宿る必要はないといって神が出ていき、その後、人間の一生は120年となったそうです。

十代目のノアの頃になると、 地上は堕落し不法に満ち、 それを嘆いた神は、 残したいモノだけをノアに命じて箱舟に乗せ、大洪水を起こしたわけです。 まっ、粛清というのでしょうか。。。

イエスの家系の話はその後も延々と続きます。  これを映画にしたらエピソード 幾つまで続くのでしょう・・・!? 
クリスマスを迎えるにあたって、 読み物として聖書を読んでみるのも一興です。
(信仰心が無い者の戯言)

■週刊誌読むより…

2005年12月20日 | 巷の話題
このところ読者が急増しているという きっこのブログ (きっこの日記) 、 今週に入って、 話の信憑性を高めようと手の内をちょっとだけ公開して読者を引きつけ、 その上で次の一手を講じようとしています。

読んでいない人にとってはチンプンカンプンかもしれませんが、 ひょっとしたらジョン・グリシャムの小説を地で行くような一大センセーショナルな事件へと発展するかも・・・?  『24』のドラマよりもスリリングな出来事を同時進行で読むことができるという点で注視しています。 

最近では週刊誌記者もネット上で出回っているネタを元に記事をかいたりするくらいですから、 わざわざお金を出して雑誌を買うよりこの人のブログを読んでいるほうがずっとマシです。。。

■ちょっとだけクリスマス

2005年12月18日 | 日毎の些事
近くの駅前ロータリーのイルミネーションがこの冬 一新され、 その野暮ったさが我が家では不人気なんですが・・・。

子どもが学校に通っていた頃は、 うちの中も外もクリスマス飾りをあれこれ工夫したものですが、 大きくなると飾らなくなってしまいました。 あまり殺風景なのも良くない・・・ と思い、邪魔にならない程度にちょっとだけクリスマス! 



自作デコパージュ&ペイント、  この歌は ”もろびとこぞりて” です。



こちらは、錫細工のプレート。 けっこう大きなもので、どうしても欲しくて大奮発して手に入れた私のお気に入り。

■勝負下着

2005年12月16日 | 巷の話題
一昨日の晩のTVビジネスニュースで新業態開発に取り組むコンビニ業界の話題があり、 その中であるコンビニチェーンが、女性にとってコンビニエント(!)なお店を近々オープンすると報じていました。(詳細はここ

オフィス街の一角に店舗を構え、商品も女性チームが選び、 「あっ、こんなのあるといいな・・・!」 というものを取り揃えるのだそうです。 開発チームの女性スタッフがカラフルなブラジャーを手に取り、取材カメラに向かって、 
「こういうのも置いてみようと考えています。 女性にとって勝負下着って大切ですかから・・・。」

勝負服っていうのは聞いたことありますよ、 でも勝負下着ってナニ??  コンビニに駆け込んでレース使いのカラフル下着を買って急ごしらえ、 いざ出陣! 
節操の無い世の中だこと・・・。

■美しい国 ニッポン

2005年12月14日 | 巷の話題
昨今の変質者としか言いようのない者が引き起こす残忍な児童殺害事件報道を見るたびに暗い気分になります。 

強度偽装建築問題での国会証人喚問テレビ中継を見ていても、 いまだ裏社会で影を潜めているとささやかれている●●●、●●●●などと関係のありそうな政党を代表して質問している先生方は、悪い牛肉食べて症状が出てしまったのでしょうか・・・? 問う側がしどろもどろです。

そんな中、 さきほど美しい話を聞きました。

みずほ証券によるジェイコム株の誤発注問題で、 濡れ手で粟とばかりに買いあさってボロ儲けしたとされた UBS、モルガン・スタンレー、 日興コーディアル、 リーマン・ブラザース、 クレディ・スイス、 野村 等の証券会社が、 与謝野馨金融担当相に 「誤発注と認識しながら取得することは美しい話ではない。経営者は行動の美学も持つべきだ」と批判されたことなどを真摯に受けて、 ボロ儲け分をみずほ証券に全額返還するとのこと。

さすが礼節を重んじる美しい国ニッポン、 外資系もそろって右へならえ!

そうそう、先日 知り合いから教わった面白いビデオサイトをご紹介します。 まさに礼節、美を重んじる武士道の国ならではの 鮨屋でのマナー講座です。 とても参考になりますので、先ずはごろうじあれ。
Google video BETA  『鮨 sushi』 
⇒ http://video.google.com/videoplay?docid=6905089586228877019&q=sushi

■朝専用の急須

2005年12月13日 | 日毎の些事・食
朝起きて一杯の日本茶を飲むというのが我が家のお決まりになっています。 朝食がパンであってもコーヒーを沸かす前にまず日本茶。

まぁそうは言っても本格的な煎茶器を使って玉露を入れるなんていう悠長なことをやっている時間がないので、大振りの急須と汲み出し湯のみを使います。



この急須は注ぎ口が小さくてせっかちな家族が使うと蓋の裏側に茶葉がくっついてしまいます。 そんなに傾けないでゆっくり注いでと言うと、 別の急須を用意しろと言い返されてしまったので、 ここ半月ばかりの間 いろいろなお店で品定めをしましたが気に入ったものが見つかりませんでした。

使い勝手からすれば、 晋六陶芸 さんの ペリカン急須 なんかが良いのでしょうが、 見た目がちょっとグロテスクで・・・、 私は使う気にはなれません。

たまたま昨日は都心へ出かける用事があったので、 デパートの食器売り場を回ってようやく手ごろなものを見つけてきました。 これで朝のお茶が楽しめそう。。。



因みに、夜はまた別の急須、縦長の湯のみでほうじ茶を飲みます。

■「第九」 考

2005年12月10日 | 私のこだわり・音楽編
年の瀬恒例となっているベートーヴェンの第九、 まぁ 日本特有の風物詩のようですが、 ただ単に12月だから第九を聴くのではなく、この曲の初演の様子を振り返ってみよう という演奏会 が予定されていて、 そのプレ・レクチャーを聞いて来ました。

交響曲第九番は 1824年5月7日にウィーンでベートーヴェン立会いのもとで初演が行なわれたそうです。 当日のプログラムは下記の3曲。 前半のプログラムから合唱、ソリストらが大活躍したわけです。
「献堂式」序曲
「荘厳ミサ」より「キリエ」「クレド」「アニュスデイ」
交響曲第9番ニ短調「合唱付き」

レクチャーでは「荘厳ミサ」の聴き所も解説があり、 さて本題の第九。 まず4楽章の長い序奏部分を聴いていき、 バリトン独唱が始まる所、
O Freunde, nicht diese Töne !
sondern laßt uns angenehmere anstimmen, und freudenvollere.

ドイツ語がよく分からなくても、 nicht ~ sondern ~ はハッキリ聴こえるはず。 英語でいうなら not ~, but ~ にあたり、 何かを否定しているのだということがわかります。 では何を・・・?

再度4楽章の冒頭を聴いてみると、 ところどころに 1楽章、2楽章、3楽章のメロディが顔を出していることに気づくはずです。 つまりバリトン独唱者は、 「オイ、みんな、 そんな音調じゃなくて、 もっと心地よく歌いはじめようよ、 喜びにみちてさー」 と歌っているわけです。 この部分はシラーの詩にあったわけではなく、ベートーヴェンが勝手に挿入したものだとか。

ベートーヴェンは自分が作った1~3楽章を、 自ら否定して壮大な4楽章をド~ンと持ってきたんですね。 ではこの4楽章が特別のものかというと、 一番最後は ”ラ レ” で終わらせていて、 これは前の1~3の各楽章の終わり方と同じ音になっている・・・、 な~んだ、きちんと4つの楽章を関連付けてまとめるじゃないの、かなり計算高い したたかな人だわ~、 と感じ入ってしまいます。

いつ聴いても聴き所満載だと感じる第九、 でもやはり日本にいると、12月は絶対に外せない (演奏会に行かないわけにはいかない) と思ってしまいます。

■骨量

2005年12月08日 | 日毎の些事
”こっとう” じゃありません、 ”こつりょう” です。
ひつ月あまり前に受けた 骨粗鬆症予防検診 の結果がでました、 私は今のところ健常です。 



このグラフ、横軸が年齢、 縦軸が日本人の平均骨量、 ブルーは男性、 ピンクは女性です。 そして見難いかもしれませんが、 下の方の点線が要注意水準、 実線が骨折危険水準。

これを見ても一目瞭然、 女性はホルモンバランスの関係で年とともに骨量が減少してしまう造りなんですね。 平均寿命が飛躍的に伸びて80、90歳のオバアサンは当たり前の現代、 骨の中味がスカスカでも生きながらえる為には今から注意していかなければならないということです。

食物で摂取しても吸収率は高くないといわれるカルシウム、 だからといってサプリメントを過剰摂取すると弊害も起きるそうです。 はて、どうしたものか・・・。 

■木の柱

2005年12月07日 | 日毎の些事
プレハブ住宅といえば画一化された安普請・・・ と昔は多くの人が思っていたはず。 耐久性が強いということもあるでしょうが、 近頃では自由設計が可能で坪単価が高いものが出てきて この手の住宅が増えてきたように思います。 

秋ぐちのエントリー 建て替えラッシュ で取り上げたご近所の広い更地は、 いずれも区分けされ 建築工事が始まり、もう完成間近。 そしてそのすべての建物に共通しているのが 木の柱が全く無い ということです。 子どもの成長記録でキズをつけたくたって 付ける柱が無い!

A化成、S水ハウス、T成パルコン、Pナホーム・・・、 どの建築現場も住宅街の狭い道路にクレーン車が入り込んで、 鉄骨や外壁パネルを吊り上げてあっという間に家の外観が出来上がってしまいました。 大工さんが角材を担ぐ姿は見られません。 まっ 内装工事は大工さんの手が入っているようですが、 そばを通りがかってものこぎりやトンカチの音が聞こえたためしはありません。

木造築十数年の我が家は現時点で建て替えを考えているわけではありませんが、 そうなったときはどういう家にしたらよいのでしょうかね。  まずはインチキ設計をしない所に頼むのが肝心とか。。。