まーどんなぶろぐ

ただいま他所のSNSに外遊中。

■初セミ

2005年07月30日 | 日毎の些事
今しがた うちの周囲で今年初めてのセミが鳴きはじめました。 昨日までつぼみだったサルスベリもようやく咲き始めました。 この辺りは花も虫も都心よりちょっとだけ時期が遅いんですよ。

いつになったらセミが鳴き出すかな~と待っていたんですよ、 ジージー鳴くのを聞きつけ、ハッと思って窓をあけると、 鳴いているのはセミではなく オケラばっか。 あっ、 オケラってわかります? 私も鳴き声しか聞いたことがなく、 姿かたちは知らないのですが、 コオロギをスリムにしたような目立たない虫で、 小さいくせして古いネオンサインのジージー音がするのと同じくらい 鳴き声だけは際だって大きいんですよね。

■聴かせどころで・・・

2005年07月29日 | 私のこだわり・音楽編
樫本 大進の ブルッフが始まり、 いい具合で2楽章に入り、 ここが聴かせどころ! の甘美なメロディを奏でていた真っ最中に、、、、 
カタカタ カタカタ グラグラグラ !!

客席のあちこちから、「地震!」 「地震!」 とざわめき声が起こる中、 大進くんは全く動ずる気配もなく、 マエストロ チョン・ミョンフンの棒が止まることもなく、 ブルッフのヴァイオリン・コンチェルトを弾ききり大喝采。

28日、東フィルの演奏会が行われた オペラシティのコンサートホールは、 舞台と客席の天井が一体になっているジュークボックス型で、 照明、 反響板、 マイクなどが吹き抜けの高天井にぶら下がっているのがよーく見えるわけです。 さいわい東京の震度は3だったということで、 舞台演奏者の頭上に何かが落下…なんていうことにもならずホッとしました。 身じろぎもせずにジッ~と椅子に腰掛けて演奏を聴いていると、 立っているソリストや指揮者よりも敏感に地震の揺れを感じてしまうものなのかもしれませんね。

休憩をはさんでの後プロは、 ブルックナーの4番 「ロマンティック」 。 サラリとした中にも味のある、 コクがあるけどキレがいい(?) 真夏向きのブルックナーでした。 

3楽章のスケルツォは、 狩りで馬が駆けるようなテンポで演奏する指揮者が多いのですが、 昨日のは まるで先陣争いで突進している騎馬隊状態、 ブルックナーで 指がまわらない程の速いパッセージというのはあまり出てこないものですが、 あの速さのなか、 木管が吹き乱れるところは崩壊寸前でした!

弦楽器は低弦を厚くするためか、 8-8-7-6-5 の編成だったように(断定はできませんが、Vla.7 Cb.5 は確かです)思います。 管は Trp. と Hrn. がアシ付、聴こえてくる音のバランスはイイ感じ~でした。 お~っと、 ビールがなまぬるくなってしまいますから 今日はここらでおしまい。

■こんな所でウェディング

2005年07月28日 | 巷の話題
先週 NHKで ハイビジョン生中継 世界遺産 イタリア縦断1200キロ という番組を8日間にわたって放送していて、 BS hi でなく総合放送でも夜遅くやっていたので、 私も何回か見ることができました。 この放送局お得意の移動中継車で旅しながら名所を紹介していく番組です。 

移動6日目は東リビエラ海岸の城砦の町 ポルトヴェーネレ からの中継でした。 週末旅行で数年前にここを訪れたことがあるのですが、 世界遺産の町といっても海岸に面した家並みが強固な城砦の役割をしていたところ、岬の突端に13世紀に建てられたジェノバ様式の小さな教会くらいしか建造物遺産はなく、 大きな声じゃぁ言えませんが  ”絶対に外せない名所 ” ではありません。

でも、それとなくググッてみたら・・・
結婚式場の紹介で ポルトヴェーネレ が載っているんですね。
ゼクシー net   ”海外挙式をしよう!!”  ご存知 結婚情報雑誌のサイト 
H.I.S. 海外ウェディング・ハネムーン専用デスク   旅行代理店のサイト

ほほぅ~、 あの廃墟のようなミニ教会で挙式ですか! 
(HIS の方に教会写真が載っています) 
お相手は愛しい愛しいロミオ様・・・でしょうか!?

そりゃぁね、 Portovènere の ”vènere” は ”ヴィーナス” のことですから ”ヴィーナスの港” に建つ教会・・・聞こえはいいですよ、
それ以上 言うのは止めましょう、 計画中の方がいたら悪いですものね。

この場所で撮影した写真があるのでどんな所かお見せしたいのですが、 あいにく同伴者(うちの連れ合いです!)とのカップル写真ばかりなので非公開にしておきます。。。

■言葉じり

2005年07月26日 | 巷の話題
このところ巷では税制調査会での某委員の発言内容をめぐる反発意見をよく目にします。 詳細は財務省の税制調査会サイトで見つけることができます。 
参考: 財務省 税制調査会 <議事録・提出資料>  <基礎問題小委員会>
<第37回基礎問題小委員会 議事録 (平成17年5月27日開催)>

木村さんのゴーログでも「パラサイト・ワイフ」 ってなんだろう? というのがあります。

日頃センセーショナルな発言が多い御仁(多分?)の言葉じり(語尾でも尻でもありませんから 言葉の端と言うべきか?) を捉えて 「何ていうことを言うのだ!」 「ケシカラン!」 とお怒りの方もいるでしょう。 

でも、泥沼借金国家から脱却できるか否かの瀬戸際なんですよ! きれい事を言っている場合じゃないんですよ! という危機感に満ちた気持ちから出た言葉でしょう。  まあ、この手の会議の場で、 主観的な物言いは如何なものかとは思いますが、 生産性のない者は税制面で恩恵を被るべからずというような かの御仁のお気持ちは至極ごもっともと考えます。

ナ~ンて、偉ぶって言いましたが、 主婦というカテゴリーに属する私めは 家事の手抜きは常習的、 出来合いのお惣菜をテーブルに並べるこも無きにしも非ず。 私以外にもそういうプチ手抜き主婦って結構多いのでは?

そしてプチ手抜きをしている者の立場で反論しても、売り言葉に買い言葉…になってしまうのがわかっているので、 世の能ある専業主婦の皆さんは、 勝手に言わせておけ! とばかりにうっちゃっているのではないでしょうか。

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投稿 : 『 週刊! 木村 剛 』
TB  : 『 くまさんの自立 』

■引き出物

2005年07月25日 | 豆知識・一般編
先日青山にオープンした イタリアの家具屋 さんの内覧会で引き出物に京の老舗 末富 さんのお菓子を頂いてきました。 イタリア家具と京菓子…、どういうコンセプトなのかわかりませんが、 オープニングに縁起かついで ”末富” というのはいいんじゃぁな~い?

箱の中身は懐中ぜんざいでした。 関西でぜんざいといえば、 関東で言うところの "お汁粉" 、 真夏にお汁粉とは・・・?

なんでも、夏のお使い物のお菓子として、京都では愛用されているのだとか。 真夏の旅行の折り 「ふところ」 に入れて持ち歩き、 休憩時に此れを食べると、 疲れを取り 暑気あたりを防ぐと言われて 「懐中」 の名が生まれた・・・、 としおりに書かれていました。

ふ~ん、 なるほど。
懐中ぜんざい、懐中汁粉は 元来 夏のものだったのね。
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補記 この小ぶり茶碗は 連れ合いの作 です。 焼成による縮みが想定以上だったため、旅茶碗のようになってしまいました。 でも旅行に茶器を持っていく時代ではありませんから、 もっぱらお汁粉碗か、みつまめ碗として愛用している逸品(!?)です。

■ペット > 子ども

2005年07月22日 | 巷の話題
昨晩あるニュース番組の、百貨店が客のニーズに応えて扱う商品の見直しをしているという話題 (WBS のサイト の 21日放送内容 > ニュース > 百貨店で復活! をクリックすると番組映像が見られます) の中で、 ペット連れの客向けに改装 したデパートの話が紹介され、 今朝の朝日新聞の経済面にはペットを 「お得意様」 に という記事が載っていました。

二つとも、ペットを飼っている人が増えていく中で、 ペット連れ客をターゲットにしたビジネスの紹介をしているものです。 我が家ではペットは何も飼っていませんし、 今のところ 飼いたいとも思いませんから、 過熱気味のペット関連産業の話題も、 他人事としか捉えていませんが、 TV番組のアナウンサーが、 「少子化が進む中、2003年にはペットの数が子どもの数を上回った…」 としつこく語っていたのが気になりました。 

どのような統計を基にそう言っているのかわかりませんが、 へそ曲がりの私には、お金も手も掛かる子どもを持つより、 飼い主に従順なペットを飼うこと選択した現代日本のオトナ! というサブタイトルが浮かんできてしまいます。 

躾のできない親、 言うことを聞かない悪ガキ…、 近い将来、 お子様連れお断り! ペット同伴大歓迎! なんていう時代が来ないとも限らない・・・!?  

■クール・ビズ

2005年07月21日 | 巷の話題
冷房の設定温度を上げて消費エネルギーを減らしましょう、 という環境省の呼びかけで 「涼しく効率的に格好良く働くことができる」というイメージを分かりやすく表現した、夏の新しいビジネススタイルの名称 として決まったのが クール・ビズ という言葉でしたよね。 

「ノー・ジャケット、ノー・ネクタイ」 という言い方では長いので、 短く言い換えているつもりなのでしょう・・・、 と始めのうちは思っていました。 でも蓋を開けてみれば、 ノー・タイに合うシャツ、 チノ・パンツ、 ローファー・・・、 頭の先からつま先まで、 オヤジ大改造作戦が繰り広げられています。 ビジネススタイルというのは、 ”ビジネスの場での装い” のことではなく、 ”紳士服、服飾品メーカーにとっての 商機 " のことを表していたのか・・・!?   

環境省の女性大臣が陣頭に立って始め、 経産省がメーカーを後押しし、 財務省が個人消費拡大を目論んで (?) シャカリキになってアピールしている ”クール・ビズ ” 、 言葉だけがどんどん一人歩きしそうな気がします。

踊らされている私の連れ合いは、この夏、クレリック・シャツばかり新調していましたっけ・・・。

お知らせ:  私も盛夏モード突入。 まーどんなぶろぐの更新頻度を少々落とそうと思います。 いつもお立ち寄り頂いている皆様には申し訳ありませんが、 これに懲りず、時々フラ~っとのぞいてみてください。 
 

■太陽のパワー

2005年07月20日 | 日毎の些事
これ、何だかわかります?
小型の太陽光発電機です。 エコ・ライフ体験と称する自治体のモニターに子どもが応募して、 この間から庭に鎮座ましましているんです。 梅雨時は発電量が少なく、使い物にならなかったのですが、これからは真夏の太陽に照らされ出力もあがるでしょう。 

といっても消費電力 250W までなので、発電機にコンセントを差し込んで使える電気製品は限られてしまいます、 まっ、言っちゃ悪いですが、 ソーラー・パワーを実感できるお試しキット程度のものですね。

10日ほど前の新聞に、 『日本の世界一危うし、太陽光発電 独に抜かれるか』 という記事が載っていました。 太陽光発電の年間設置量 世界一だった日本が、昨年はドイツに抜かれた・・・、 ということらしいですね。 チェルノブイリ原発事故の恐ろしさを近くで体験 (当時、多くの人がヨウ素剤を服用したと聞いています) し、 脱原発を推進してきたドイツですが、 今度の総選挙で社民党・緑の党の連立与党が負ければ、 環境エネルギー政策だって後退してしまうのではないかしら・・・?

エネルギー資源の枯渇、地球環境保全を考えて、 エコライフ体験!と啓蒙活動するのは良いことだと思いますが、 その活動を持続、定着させる前に政界と経済界との思惑で方向転換してしまうようでは、 うちの子が毎日データ取りしているのが徒労で終わってしまいますね。 

■へ~、 初耳!

2005年07月19日 | 豆知識・一般編
突然ですが、 ”ハヤシライス” の由来って知っていますか?  私は ハッシュド・ビーフ が訛ったんだろう…くらいに思っていました。

数日前に送られてきた 東京丸の内(以前は日本橋)の丸善のメルマガ、 この前はウィルス騒ぎでトラブッていましたが…、  そのメルマガ記事で丸善のおすすめギフト商品として、 ”ハヤシポーク” ”ハヤシビーフ” のことが書いてあったんです。 何で、丸善がハヤシ・・・?  

私は知らなかったのですが、 「丸善の創業者 早矢仕 有的(はやし・ゆうてき)という人がハヤシライスの生みの親と言われている・・・」 そうですね。

丸善 夏のギフト案内は・・・ こちらをどうぞ
 

■虫愛づる・・君

2005年07月16日 | ガーデン
ここ数日、 ハナミズキの根元にアズキ大の黒い塊が落ちているのが気になっていましたが、昨日ようやく、落とし主を発見! 大きなアオムシのフンでした。

それにしても大きい! 写真の10円玉と比べてみてください。 毎年 クチナシの葉を完食(!)してしまう オオスカシバの幼虫よりもひと回りビックです。 そして食欲も旺盛だわ…、 葉を食べつくし、枝だけになっちゃったところがあるみたい! 

このままにしておいたら、 ハナミズキも丸坊主にされそうなので、 アオムシ君には退去願いたいのですが・・・、 はて、どこに。 もって行き場がなく、 カゴに入れて様子をみることにしました。 どんな成虫になるのでしょう・・・。

追記: 私はナウシカのように虫好きではないんですよ、 アオムシを手のひらにのせて…なんて絶対にしませんから。

■鱧(はも)

2005年07月15日 | 日毎の些事・食
我が家の下の子は 鰻や穴子が大好物、 二十そこそこのくせして かなりの通人。 そん所そこいらの輸入物うなぎ蒲焼などは絶対にお箸をつけませんし、 産地がわからない穴子の押し寿司は嫌で、もっぱら江戸前の新鮮な穴子がお好み! ときています。 

そんな生意気な子ですが、 この時期に京都~関西地方を旅したこともないので ”鱧” は未体験。 東京の魚屋さんでも湯引きにしてある鱧をみかけはしますが、 大半は中国などからの輸入物、ちょっとね~。  産直品お取り寄せという手もありますが、量が多く 必然的にお値段も…、 やはりこういうのは贈答用ですかね。

でも、鱧のひとつも食べさせたことがない、なんて親の名折れ!  さいわい今晩 家で食事をするのは私とこの子だけなので、 デパ地下に入っている 京都の料亭○○コーナーで、さばきたての鱧の湯引き(数切れ入り梅肉たれ付)を1パック買ってきました。

そういえば京都は祇園祭、 宵山も始まっているんじゃないかな・・・。  コンコンチキチン…、 祇園囃子の鉦や太鼓を思い浮かべながら 鱧を賞味しましょう。

■歩く姿は・・・

2005年07月14日 | ガーデン
立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花

昔から美人のたとえにも出てくる 芍薬や牡丹がお好きな方には申し訳ないんですが、 私はゴージャス過ぎてどうも好きにはなれません。 しいて育てるのなら、百合でしょうかね…。

ユリの花のどこを称して ”美人の歩く姿 ” と感じるのかいまひとつ理解に苦しみますが、 まあ芍薬、牡丹と比べれば、 そそと吹く風にゆれるところがいいのかな?

去年までは2本だったカサブランカが、 今年は勝手に増えて4つも芽が出てきたので心配はしていたのですが、 花が咲いたら 案の定すごく込み合っていて…。  ”女三人よれば・・・・” っていうじゃないですか、 そんな感じがします。

■お嫁さんの役目

2005年07月13日 | 日毎の些事
今日は盆の入り。 この界隈で我が家以外に お迎え火を焚いている家なんて見たことがありませんが(というより、この家に嫁いでくるまで実際にやったことも見たこともありませんでした)、 姑の横で一緒にご先祖をお迎えするのが、 嫁である私のお勤めのひとつです。 

13日の夕方、焙烙 (ほうろく) に麻幹(おがら)をのせて火をつけ、 燃えている火を提灯のローソクにとり、 ご先祖を迎え入れ、 仏壇にお線香をあげる…、 我が家では簡略してそれだけです。 姑が嫁いできた頃は当時の姑の言いつけで、 あれこれお供え物作りをさせられたそうですが、 今ではあとの始末が大変だからと、いつもより心もちお菓子や果物を豪華にする程度で済ませています。

おがらは字の通り麻の幹を乾燥させたものなんですが、 私が嫁に来た頃の物と比べると、今のは太さが太いわりにはすぐに折れて(幹が詰まっていない)しまいます、 輸入物なんでしょうかね。

送り火は我が家では15日に焚きます。 16日が一般的なのかな~、と思いますが、何故かこの家では昔から15日と決まっています。 今年はお迎え火も送り火も平日なので、 姑と私だけの行事となるわけです・・・ 。

■母からのプレゼント

2005年07月12日 | 日毎の些事
先達て誕生日で今年もひとつ年をとりました。 めでたいことでも何でもなく普通に過ごしていたら、実家の母から電話があり、 「すごく素敵な指輪をみつけたのでお誕生日プレゼントに注文しようと思うんだけど、 あなたは指輪のサイズ、いくつだっけ?」 といきなり言われてしまいました。 
ちょっちょっと待ってよ! 母はいつもこの調子なんだから…!!

自分で気に入ったものをみつけると、すぐだれかに買ってあげたくなっちゃう…、 大金持ち小金もちでなくとも、 よく年配の女性にこういうタイプっていますよよね。 温泉に行くと、ご近所の知り合いに分けてあげると言って、たいして美味しくもないお饅頭やら漬物などをいっぱい買っちゃうようなおばさん。

そんなに気に入った指輪なら、自分の指にはめればいいのに…、と言いつつも、 それ以上断る理由もなく、 ありがた~く指輪の出来上がりを待つことにしました。

頂く物にケチつけるわけではありませんが、 私にも趣味、好みっていうものがあるんですよ、 娘だから黙って頂戴しますけど、 お嫁さんに同じことしたら、 益々嫌われちゃうからね。 

写真がピンボケなのではなく、 あえてボカシを加えてあります。 実物はこんな大きくありませんから・・・。
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夕方追記
今朝、これを書いた後、 電話をかけてきた母と別件でちょっと口論。 ちょうど実家の近くまで所用で出かける予定でしたので、 母の好物のパルマ産生ハムとイチジク (一緒に食べるとモルト・ブォーノ!) を手土産に、口論を鎮めるつもりで、実家に立ち寄ってきました。 母と娘っていくつになっても距離のとり方、付き合い方が難しいな・・・。