まーどんなぶろぐ

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■今月はオペラ2作品

2006年09月22日 | 私のこだわり・音楽編
『フィガロの結婚』
9月の前半は独・仏を旅していていましたが、 日程の関係で音楽会はハンブルク州立歌劇場のモーツァルト・シリーズの中から 『フィガロの結婚』 だけ観てきました。 

鑑賞記を書くつもりはありませんが、 ひと言だけ。
初めて見た シモーネ・ヤング のオペラ指揮、 指揮棒を使わず手指で細かい指示を出し、ピットのオケと舞台の歌い手を完全に掌握。 チェンバロまで自分で弾いちゃって…、 いや~ ヤング女史のオーラ、お見それしました! 

『ドン・カルロ』
新国立劇場の今シーズン開幕一番手のプログラム、 ヴェルディ 『ドン・カルロ』 の最終日公演を昨日観てきました。 ちょうど朝日新聞の夕刊 文化欄に批評が掲載されていましたが、 その書き出し部分が実に的確、言いえて妙だったので引用させてもらいます。
ドイツ人がスペイン人を描いた原作に、フランスでの上演用にイタリア人が音楽をつけたオペラを、イタリア人抜きの歌い手たちが、スイス人の演出で、現代ドイツ語圏風のスマートな舞台にして東京で上演― 。 新国立劇場の「ドン・カルロ」 (イタリア語4幕版) は、この作品が今や、どこの国の専有物でもないことを宣言する絶好の例となった。
この新聞批評だけでなく他のあちこちの批評でも触れていましたが、 もっともロマンティックな第1幕をカットした4幕版上演だったこととも相まって、 私が期待していたヴェルディとはちょっと違っていました、まぁ これもアリかな… 。 音楽にメリハリが感じられなかったのは 指揮者のオーラの無さゆえかしら、 もしかして指揮者がスペイン人だったのでマチネ公演はシエスタ・モードだったということでしょうか。。。

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