まーどんなぶろぐ

ただいま他所のSNSに外遊中。

■小説派、履歴書派

2005年05月31日 | 巷の話題
日経新聞の裏面(最後尾面)のふたつの連載物について、お酒の席で話題になったことがあります。 ひと月にわたって一人の人物の歩んできた道をたどる 「私の履歴書」 と 発行部数向上にひと役かっている 渡辺 某 の おとくいワンパターン小説のことです。

30近い男性、 30代キャリアウーマン 2人、 団塊世代のオジサン、 プラス私の5人での話。

キャリアW 1: ”あいるけ”のおかげで日経平均が上がるんだって
オジサン: エッ、なになに、”あいるけ”だって? (聞きつけてやってくる)
そもそも渡辺○一の小説は・・・・、 以前の「失×園」と比べて・・・・、・・・・
(よほどの ”あいるけ”ファンとみえ、喋りだしたら止まらない)

キャリアW 2: 今月の(私の履歴書) " カトカン(加藤寛)” なら読むけど ”あいるけ” は趣味じゃないから・・・
オジサン: エッ、みんな読んでいないの?
キャリアW 1: 昼休みに会社の新聞をこっそり見てる~。 一度読むとついつい気になってね。

オジサン: …でしょ、 僕なんか朝の通勤電車で先ず裏面から読むようになっちゃった。
若造: エ~、 それはないッスよ、あの話は朝っぱらから読んじゃ…、仕事に差し支えちゃうッスよ。(ようわからん)

オジサン: まーどんなさんは?
わたし: 私もキャリアW2さんと同じ、" カトカン” 派かな、
若造: そんなこと言って~、 日中こっそり読んでんでしょー?
わたし: ナイナイ、 だって新聞(連れ合いが)持って行っちゃうもん。 それに読む必要がないから・・・。
若造: 読む必要がない…、 いや、ごもっとも!

事実、小説を読んでいないので細かい内容はわからなかったのですが、 この宴席ではこの後、「17才年下の彼女を満足させる為に男性はどれだけ神経を使っているだろうか」 「よほどマメな男でないと務まらないね」・・・ と ”あいるけ” ばなしが続きました。

ところでもう一方の「私の履歴書」、 私は経済学とは無縁の人間でしたが、ひと月読んでいるだけでアーサー・C・ピグー という名前は覚えました。

■逆戻りか 足踏みか

2005年05月30日 | 巷の話題
日本では昔から四季の変わり目を意識して暮らす習慣があるからでしょうか、 この時期に ”衣替え” をします。 我が家でもずいぶん前に夏布団を出しましたが、今日のように ”しとしと雨” が降ると(東京地方) また冬布団を掛けたくなるので、 完全にはしまい込めず寝室に両方の布団を出したまま。

さすがに厚手のセーターなどはしまいましたが、完全に夏物に切り替えるのは7月の梅雨明けになるまで待たないと ”つゆ寒” のときに困ります。 

天気予報で、 「4月初旬に逆戻り…」 「夏の到来が足踏み状態…」 などという言い方をするたびに、 私の気の持ちようも行ったり来たり・・・、 そんな今日この頃です。

欧州フランスでは、 『EU憲法批准の是非を問う国民投票の結果、賛成45%、反対55%で憲法批准が否決された』 と朝から大きく報道されています。 フランスとならんでEUを引っぱってきたドイツも、 国内政権がぐらつき (野党が再び政権を取り戻すのか…といってもパッとした人材がないようで) 、 今やEUどころじゃない! といった状況に見受けられます。

マーストリヒト条約から十数年、トントン拍子で来過ぎたので 、 ここらで一旦逆戻り、 もしくはちょっと足踏みして立ち止まってみましょ・・・、 長い歴史のスパンからみれば、それも必要かしらね。

■大量発生

2005年05月28日 | 巷の話題
最近、自転車で走っていると、服に小さな虫がいっぱいついてきます。 口をあけていたりしようものなら、口中にも飛び込んでくる始末、 洗濯物を取り込む際も、いちいち叩かないと大変です。

うちの近くだけのことかと思ったら都心でも大量発生したそうで、小虫の正体はアブラムシだとテレビのワイド・ニュースで報じていました。 アブラムシと聞くとなんだか気持ち悪いですが、 この虫には何百種類もの仲間がいて、餌になる新芽を捜して群れになって飛遊するのだとか。

庭のバラに寄生するアブラムシ(写真に注目!)に殺虫剤を撒いたところで、こう大量じゃ意味ないかもね。

■ワル

2005年05月27日 | 私のこだわり・音楽編
音楽界でいちばん“ワルな”アーティストNo.1は? な~んていう音楽ニュース記事を見つけました。 
 1 トミー・リー(モトリー・クルー)
 2 エミネム
 3 ジーン・シモンズ(KISS)
 4 50セント
 5 リアム・ギャラガー(オアシス)
 6 ジム・モリソン(ドアーズ)
 7 アクセル・ローズ(ガンズ・アンド・ローゼズ)
 8 キース・リチャーズ(ローリング・ストーンズ)
 9 ジョニー・ロットン(セックス・ピストルズ)
10 スヌープ・ドッグ

実際に凶悪犯罪に係っていた人もいますが、今ハヤリのラップ系から年季の入ったシルバー・エイジのロッカー、そして故人まで、 私が若い頃からチェックしてきた人ばかりではありませんか!?  ということは「私はワルい奴好み」なのでしょうか? ・・・

まあロッカーやラッパーには悪い話はつきものですが、 中にはハーバード大学出のロッカーなんていうのもいたりします。 (ワルの対極にハーバードがあるのではありませんし、私は学歴偏重主義者でもありませんが…、話の成りゆきですので深く考えないで下さい。) 今夏の音楽フェスティバルにやって来るウィーザーというバンドのフロントマンも然り、でもこちらは見るからにカレッジ・ポップス バンドの延長。

やっぱりハーバード大卒でキレるのはトム・モレロ(上の写真、左から二人目)でしょ。 以前 RAGE AGAINST THE MACHINE にいたギタリストとして知れわたっています。 現在は SOUND GARDEN を率いていたクリス・コーネルと組んで AUDIOSLAVE というバンドで演奏していて、今月2枚目のアルバムを出し来週からはヨーロッパ・ツアー。

さっそく日本国内で発売されたばかりの新譜 『OUT OF EXILE』 を購入。 オルタナ、グランジ発祥のシアトルで築き上げられたクリス・コーネル節が再び炸裂。 安心して聴くことができる1枚です。

ところで AUDIOSLAVE のサマソニ出演が噂されていますが、正式に決まったのでしょうか・・・??

■どうでもいいのに

2005年05月26日 | 巷の話題
昨日の夕刊に ”ぴあ” の全面広告で来月ロードショーの映画 『ラヴェンダーの咲く庭で』 が取り上げられていました。 

イギリスのベテラン女優であるマギー・スミスとジュディ・デンチの競演で、なおかつドイツで売れっ子のダニエル・ブリュールが出ていると聞いていたので以前からちょっと興味があったのですが、 奇妙な ”ピアノ・マン” 騒動で、 私の中では映画の品格が下がってしまいました。  本来なら東京では単館上映の地味な映画なはずが、 なんで ”ぴあ” がこんなにプッシュしなくちゃならないの・・・?

現地イギリスのメディア以上に日本の取材陣がヨーロッパ各地に飛び、 ピアノ・マンの正体はフランスの○○さん? ドイツ生まれでイタリアの田舎町にいた△△さん? と追跡取材をして、 日本国内のニュースやらワイドショーやらで伝えています。 一説によると、日本のメディアが一番熱心に報道しているとか。

新聞広告には 「奇しくも物語とよく似た状況で海岸に漂着した”ピアノ・マン”と呼ばれる一人の男性が、本作への注目を高めている。・・・」 なんてちゃっかり書いてありますが、 うさん臭い ”ピアノ・マン” 騒動なんてどうでもいいじゃないの。

気分を変えて、この写真はラベンダー。 我が家では野良猫がトイレにしそうな場所に植えています。 ラベンダーには防虫効果があるので、アブラムシやケムシなどもつかず、もちろん野良猫も近寄りません。 今咲いているのはフレン・チラベンダー、 ポプリでよく使われるイングリッシュ・ラベンダーはまだつぼみの状態。 映画の公開日頃には咲くでしょう。 

■謎のマーク

2005年05月25日 | 豆知識・一般編
輸入食品を買うと、内容量の表示の横に ”” の文字が書いてあるものがよくあります。

イタリアのパスタ   250g
ベルギーのクッキー 100g
ドイツのグミ      250g
オランダのピクルス  330g

内容量表示のフォントがまちまちでも、この ”” の文字はどれも決まったフォントで印刷されています。 まあ、「正確に目方を量ってありますよというしるし」なんだろうくらいは推測できますが、 では一体 ”” は何の略なのかずっと疑問に思っていたところ、先日ようやく謎が解けました。

EUヨーロッパ域内で1976年に取り決められた量目認定マークのことで、 
”ESTIMATED SIGN ” 
というそうです。  means "estimated" だと欧州在住の pfaelzerwein さんが教えてくださいました。 pfaelzerwein さんに感謝。 

■芽吹き

2005年05月24日 | ガーデン
以前、マツについての記事 で唐檜(トウヒ)のことを書きましたが、 うちの庭にも植わっていました。 7~8年くらい前、 クリスマス用に子どもの背丈ほどの根付きのツリーを買い、処分するのがかわいそうで庭の隅に植えておいたのが、実はモミの木ではなくトウヒだったのです。 日陰ものだったにもかかわらず毎年春になると芽吹き、今では私よりノッポになりました。

この写真でおわかりのように、きみどり色の新芽がそれこそ吹き出物のように飛び出し、 ひと月もすると去年までの葉がかくれてしまうくらいに長く伸び針葉も広がっていきます。 もうそろそろどこか広い場所に植え替えてやらないとかわいそうなんですが…庭にはそんなスペースがないな~。。。

■チャリ

2005年05月23日 | 日毎の些事
買物途中の道で信号待ちをしていたら、 横に一台の自転車が止まりました。 乗っているのは総白髪の70歳は越えていると思しき 見るからにハイソなおばあちゃま。 お化粧をビシッときめ、金縁のブランドめがねをかけ、 上品なパンツ・スーツ姿。 

ふと自転車のフレームに目をやると、 ”PEUGEOT” の文字。
18インチくらいの小型で、 けっこう使い込んでいるような自転車でしたが、 前と後ろにカゴをつけ、スーパーの袋を積んで・・・ 

プジョーのばばチャリ!  カッコイイ~!!
廉売品、ノンブランドの私のママチャリとは段違いだわ・・・。

■イカ焼きの臭い

2005年05月21日 | ガーデン
ようやく咲きました、これは ピラカンサ。
オオデマリをもっと豪華にしたような感じで、小さな花が枝全体に咲きます。 枝にはトゲがたくさん有り、泥棒よけに植えているお庭もありますよね。

この白い花は満開になると縁日の屋台で売っているイカ焼きのような臭いがプ~ンとしてきます。 外国にいてこの花に出合った折、ものすごく郷愁にかられたものです…。 秋には真っ赤な実がなり、野鳥がついばみにやってきます。

■ドボコン

2005年05月20日 | 私のこだわり・音楽編
ロボコンではありません、ドボコン。 ドヴォルザークのチェロ・コンチェルトのことです。 クラシックを聴かない人でも 『新世界より』 (交響曲9番) は耳にしたことがあるでしょう。 そのドヴォルザークが作曲したチェロ協奏曲の俗称。 数あるチェロ協奏曲の中で最も有名でまた、チェロ好きでこの曲が好きな人も多い名曲です。

今まで都合がつかなかったり、チケットを取れなかったりで生演奏を聴く機会がなかった ヨーヨー・マが弾くドボコンをようやく聴くことができました。
  フィラデルフィア管弦楽団
  クリストフ・エッシェンバッハ指揮
  ヨーヨー・マ(Vc)
    ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調 op.104
    マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」

まずドボコン、1楽章が始まりソロの出まで数分あるので、ヨーヨー・マは後ろで演奏しているオケのメンバーにアイコンタクトでおしゃべり、ニコニコしていて楽しそう…。 一人でバリバリ弾いているんだ~というスタンスではなく、オケとの掛け合いを楽しんでいるんだ~というのが諸に伝わってきました。 圧巻は2楽章、緩やかなテンポでとろけそうなやさしい音色、まいりました!!
ソリストアンコールは、バッハの無伴奏組曲4番を軽くひとくさり。

後半は大好きなマラ1。 この曲はマーラー自身が譜面上にアーティキュレーションをけっこう細かく(文字で)書いているのですが、 指揮者のエッシェンバッハはさらに細部にわたって色づけをしていて、 (真夏の嵐のような激しいものではなく)5月のそよ風のようなテンポの揺れがとても心地よく感じられました。 

さすがアメリカのオケだけのことはあって、 金管楽器のあでやかさは聴いていてスカッとするんですよね、 米国産牛肉を食べているとこんなにもスタミナがつくものなのかしら…。 4楽章終結部のホルンのフォルテ3つのユニゾンに差し掛かると、 ホルン全員(アシも加えて8人)ベルをあげるんじゃなくて、一斉に立ち上がって吹き、まるで天上の音楽といった響き。

アンコールのスラブ舞曲8番のリズムに乗って、足取りも軽やかにサントリーホールをあとにしました。    

  

■おかあさんの役割

2005年05月19日 | 日毎の些事
知り合いの家の息子さんが結婚した…と聞いたのはつい3~4ヶ月前だったかしら。 もう別かれてしまったそうです。 

まあそれだけなら今時珍しくもないはなしですが、 本人同士が納得して別れたはずでも、相手女性の母親が黙っていなかった…。 そこでその息子さんの母親が土下座して納めたとか。

最高学府を出て人気業界のクリエイティブな仕事をし、 周囲の人も太鼓判を押すほどのキレモノの青年ですが、 自分で自分の始末をつけられない、つけようとしない、 そういう息子を持つと、親が代りに出て行かなければならないのか~。 父親はきっと 「我、関知せず」 で知らん振り、 仕方なく母親の出る幕となってしまったのでしょうね。

子ども(現在20代前半)の学校時代の母親同士集まると、 《おねえちゃまを負け犬にさせず、さっさと結婚させたお母さんの話 ― 娘が勝手に結婚しただけのことなんですが 》 を傾聴し、うちもあやかりたいわ…などとキレイごとを言っていますが、 結婚してもいつ戻ってくるかしれない、 下手すりゃ尻拭いもしてやらなきゃならないと肝に銘じておかないとならないんでしょうかね。

■あら~、あれ あり!?

2005年05月18日 | 日毎の些事
数日前から、朝起きてくるとキッチンの出窓(屋内)においてあるハーブの鉢のあたりで、アリが2,3匹いるのをみかけ都度つぶしていたのですが、 昨日午前中ひととき外出して昼過ぎに戻ってきたら、 シンクやガスレンジのあたりまで行列ができているではありませんか!!

空になったジャム瓶の蓋をカウンターに置いたまま出かけてしまったからでしょうか (瓶の方は軽くすすいでおいたのでアリは集っていませんでした)。 アリ用の殺虫剤を家の中、ましてやキッチンで撒き散らしたくなかったので、 とっさに食器洗剤をアリの行列の上にたらしました。 効果てき面! 

アリに限らず、駆除したいけど殺虫剤を使いたくない、または使えないときには、洗剤の界面活性の作用で気門を塞ぎ窒息させるのが手っ取り早い方法といわれていますよね。 撒いた洗剤をふき取るついでに、水周り、レンジ周りを掃除し、 再襲撃を防ぐ為に、スーパーに行きアリの巣コロリをいくつか買ってきて家の内外に設置。 これでよ~し。

夜になって、逃げ延びたアリが何匹か這い出してきたりしましたが、 今朝はいないようです。 かわりに軒下に置いたアリの巣コロリにアリが集っています。 必要以上に駆除しようとは思いませんが、人の家の中にまで侵入してくるのはご免被りたいです。 

■壱 目立ちすぎ

2005年05月17日 | ガーデン
2年前に買ったクレマチス。 大きい苗は値段が高いので、花芽もついていない小さな苗を2種類買い育ててきました。 今年はつぼみがたくさんつき、開花を楽しみにしていたところ、 片方はこんな華麗な八重のクレマチスが咲きました。 ちょっと目立ちすぎ! 私の好みとは違うナ~。 

■季節到来

2005年05月16日 | 日毎の些事
  目に青葉 耳に鉄砲ほととぎす 鰹はいまだ口ヘはいらず  
                       蜀山人


蜀山人こと大田南畝(1749~1823)の狂歌です。


山口素堂《(1642~1716)芭蕉と親交のあった俳人》 の有名な句
  目には青葉 山ほとゝぎす 初がつほ
のパロディですね。

蜀山人には半ば公認の代筆屋がいたとかで、このお軸も大量に書かれた代筆屋の作でしょう。 
そういえば私も今年はまだカツオを口にしていないわ。