まーどんなぶろぐ

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■バラ戦争 ですって・・・

2007年06月21日 | 私のこだわり・音楽編
国内のオペラ好きの間で、そうささやかれています。 今年は何故か R.シュトラウスの 『ばらの騎士』 の当たり年のようで、 今月の新国立劇場、 9月のチューリッヒ歌劇場、 そして11月のゼンパー(ドレスデン)と、 東京では三つもの歌劇場の公演が行われます。 (お財布の中身と相談し、チケットが最も高額のゼンパーは参戦を見送ることになりそう…)

昨日は初戦、 新国立劇場での ”ばら騎士” を観戦、 いや観劇。 

2006/2007シーズンの再演ものを除く最後のプロダクション、 しかも千秋楽の舞台とあって、 平日マチネにもかかわらず混みあっていました。

『ばらの騎士』 というタイトルから想像されるように、 どこか乙女ごころをくすぐるようなおとぎ話的な要素満載のオペラで、 素直に楽しめるところが気に入っているのですが、 今回のプロダクションは 評判どおり、 とても見応えのある公演でした。

なんといっても ”ばら騎士”は、 3人の女性歌手(1人は男役) の力量にかかっています。 とかく小粒になりがちな ゾフィー役のソプラノ歌手が声質、技巧ともにすばらしく、 3幕目の3重唱が大変聴き応えのあるものとなり、 思わず涙腺が緩んでしまいました (隣席の中年女性も、ハンカチを目元にあてていましたっけ…) 。

主役クラスの外人歌手だけでなく、邦人歌手陣もこのところ新国立の舞台では安定した歌唱を披露してくれるようになった感じがします。 これはウィーンから招いた芸術監督のトーマス・ノヴォラツスキー氏の功績によるところが大ではないか思うのですが、 残念なことにノヴォラツスキー氏は今期で任期満了。 昨日は指揮者のペーター・シュナイダーに呼び出されてカーテンコールに登場し、ひときわ大きな喝采をあびていました。

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