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菊池渓谷



非常に強い台風16号が九州西部海上を北上中です。
今は風も雨も弱まっていますがときどき激しくなります。

9月1日、新潟から到着したばかりのスクール生をともなって
熊本県の菊池渓谷を散策しました。
私たちの言い方では“エナジーフィールドワーク”です。
大自然の気、エナジー、波動の実体験が目的です。
菊池渓谷では自然林が保護され、樹齢100年以上の大樹がざらにあります。その樹がつくりだす独特の気がたちこめ、素晴らしいパワースポットになっています。私たちが高く評価するパワースポットです。

実は私にはもうひとつ目的がありました。
7.11の大災害(大分県、熊本県に集中豪雨が襲いました)が
菊池渓谷ではどのように影響したかを見たかったんです。
菊池渓谷の看板は「土砂くずれを防ぐ」とあります。



同じく菊池渓谷の看板です。
「森は緑のダム」と言われます。
健全な自然林ならそうでょう。

けれどスギ、ヒノキばかりが植えられ
手入れもされない人工林の場合は
看板のイラストの右部分のように崩れしてしまう・・・
それが7.11だったと思います。
↓看板左部分の説明文の拡大です。





これはしかし多様な樹種が混在する自然林について言える話であって、スギ・ヒノキの人工林については話が別だと思います。



今回、いつも通る橋が閉鎖されていました。
橋の欄干まで大水が来て、それを歪めてしまった。
草がからみついています。あの高さまで水が来たんですね。
けれど、まわりを見ると、何の被害もありません。
被害があったのは人工の橋だけです。



橋のたもとにある樹木です。
これ岩の上から根をはっています。



根っこの様子です。樹皮のコケやシダがはげている部分には大水が来るんでしょう。でも大丈夫なんです。



これも橋のたもとの樹です。



大水をかぶるエリアでありながら、岩をつかんでしっかり立っています。



橋のあるエリアに倒れた樹があります。
若木のころに倒れたのでしょうか。
倒れても流されません。
しっかりと根をはっているからです。
倒れたまま大きな樹になっています。
イタヤカエデという名札がありました。
たいしたヤツです。



イタヤカエデ、立派な樹になっています。
素晴らしいです。
この樹を表彰しましょう。
こんな樹をもっと大切にしましょう。
そうすることが結局私たち自身を守ってくれることになるわけです。経済優先で大自然の尊さを忘れると、結果的に「天にむかってつばを吐く」行為になってしまいます。
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