九州・大分県の内陸部、水清く緑豊かな豊後竹田から発信。
エンジェルファームNEWS
宿根アサガオ
今朝のエンジェルファームの菜園。
今年初めて栽培した宿根アサガオが咲き続けています。
前回の台風で支柱ごと倒れたんですが弱りません。
生育が旺盛であることがわかったので
来年は西日よけに使いたいと思います。
宿根アサガオ、夕方まで咲いて
ピンク色に色変わりします。
宿根アサガオの葉。
移植するときに、どんな根なのか見るのが楽しみです。
実はアサガオはサツマイモと同族です。
同じヒルガオ科の植物なんです。
サツマイモみたいな根なんでしょうか?
エンジェルファームの菜園のサツマイモの葉。
ところで、サツマイモの茎を食べたことがありますか?
83歳の私の母は太平洋戦争末期(当時兵庫県姫路市在住)
サツマイモの茎ばかり食べたので
そのことを考えたくもないといいます。
料理して欲しいと頼んでも嫌だといいます。
それで母と同世代のこの地域の女性にサツマイモの茎のことを聞いたら、そんなものを食べたことがないと言われました。大分県のこの地域には他に食べ物があって、サツマイモの茎なんか食べなくてもすんだんです。戦争末期のころでもそんなものを食べる必要はなかったという。
母が住んでいた姫路は軍需工場があったので、しょっちゅう空襲があったけれども、米軍の戦闘機からねらい打ちされたこともあった。幼い弟を連れて逃げまどう二人の上空からねらい打つ戦闘機の米軍兵士の顔が見えた話、何度も聞きました。
当時、母たちの主食は「すいとん」だったそうです。
「すいとん」を作ってほしいと頼んでも絶対に作ってくれません。
Wikipediaに「すいとん」のことが載っています。
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第二次世界大戦末期から終戦の食糧事情の悪い時期の日本で、主食の米に変わる代用食として「すいとん」という名称の料理が作られた。これは郷土料理のすいとんと同名であるが、調理方法の全く異なる料理である。
戦争による物資に乏しい時代背景から小麦粉が不足していたため、水で緩く溶いた小麦粉を汁、または味の無い湯に直接落とし込んで団子のように固める。昆布、煮干や鰹節が入手できないため、出汁は取られず、味噌、醤油、塩が不足していたためにまともな味付けがされる余裕も無かった。塩味を補うため、海水で煮るなどの調理も行われた。ほとんどの場合、汁に野菜や肉などの具が入ることが無かった。サツマイモの葉や蔓など本来、日本では食用にせず捨てていた部位を具にしていた。
当時の体験談によれば、団子は中心部まで火が通らない生煮えの状態で食べることが日常であった。団子を噛むと生煮えの生地が歯にニチャニチャとこびり付き、小麦粉の品質の悪さも手伝って非常に不味かったそうである。現在では終戦記念日に戦時中のすいとんを食べて、過去を偲ぶ行事が日本全国で行われる。
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