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女王クリスティーナ



10代のスウェーデン王クリスティーナ(1626~1689)。
6歳で王になり28歳で自ら王を退位する。
生涯独身。レズビアンだったらしい。



1650年のクリスティーナ女王。
このころ彼女はデカルトをスウェーデンに招く。
デカルトを招くために何と軍艦をさしむけた。
今でいうと、ひとりの哲学者を迎えるために
大統領がジョット戦闘機を用意するようなもの。

ときは1649年冬、極寒のスウェーデン。
朝5時から女王の個人教授が始まる。
元来朝寝坊のデカルトは風邪をこじらせ
その冬にあっけなく死去。



1652年のクリスティーナ王。
哲学史、精神文化史、歴史に必ず登場する
偉大な哲学者を女王は短期に死なせてしまった。
でもこの肖像画を見るかぎり
ぜんせんめげていない。



どころか
パワーを増しているように見える。
王位を放棄したあと彼女は錬金術等の
神秘思想に傾倒する。
『アルケミストとしてのクリスティーナ』
そのようなスウェーデン語の本があるらしい。



クリスティーナ王をテーマとした
スウェーデンの最近の演劇。
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