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Memento mori



5:33。アメリカフヨウ。
“咲く”というエネルギーが爆発したような今朝。

同じハイビスカスの仲間であるムクゲ(槿)の花が
 
  槿花(きんか)一朝の夢

と表現されるように、アメリカフヨウも“一朝の夢”・・・




西の方角の広い田んぼだったところに、葬祭場の建設が始まり
あっというまに赤い鉄の骨組みができあがりました。

エンジェルファームの建設とほぼ同時期に葬祭場の建設が始まる。
これも何かのシンクロニシティでしょうか・・・

  Memento mori(メメントモリ)

「死を想え」「死を忘れるな」と訳されるラテン語です。
これから葬祭場の建物を見るたびに、“Memento mori”という
メッセージを聞くことになるでしょう。

現代日本の文明は、死と直面することを避け、死を隠します。
死をあいまいにし、死後は「天国」に行くのだと誤魔化します。
死者が天国に行くというなら
死に対して陰鬱になるべきではないでしょう。
「天国」に行くというなら
それはドキドキ・ワクワク・ウキウキするような
人生最大の祝福のイベントであるはずです。
ディズニーランドやハワイに行く程度じゃない。
最高に素敵なところに行けるんです。

「天国」のことも「極楽」のことも
本当は誰も信じていないということを葬儀のたびに感じます。
たぶん、お坊さんも信じてないんですね。




近くの園芸店で入手したサボテン。
名前は知りません。田舎で買うと、名前がついていないことが多い。
今日、小さな花を咲かせ、夕方にはしぼんでいました。