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老眼鏡を作るときの留意点

2019-03-23 10:34:37 | その他
個人差はあるようですが、一般に40代後半ぐらいから新聞やスマフォなどの細かい字が見づらくなる老眼が進むようです。

老眼は医学用語では「老視」といい、誰にでも訪れる老化現象のひとつです。40歳前後から始まり、本やスマフォを見るときに眼が疲れやすい、商品の説明書など小さな文字が見えづらいなどの症状が現れます。

新聞などを、今まで読んでいた距離から少し離すことで見えたら、老眼と考えられるようです。見えないものを無理して見ようとすると眼に負担がかかり、頭痛や肩こりなどの症状が現れる場合もあります。

目にはカメラのレンズの役割を担う「水晶体」という組織があり、これを「毛様体筋」という筋肉が支えています。近くのものを見るときは、毛様体筋が緊張して水晶体が膨らみ、遠くを見るときは毛様体筋が緩んで水晶体が薄くなります。

加齢によって水晶体の弾力性は衰え硬くなり、近くを見る場合水晶体を膨らますために毛様体筋により大きな力が必要となります。毛様体筋も加齢とともに収縮力が低下するので、結果的に近くのものが見えづらくなるのです。

老眼かどうかは「近距離視力表」を使って検査します。眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正した状態で30センチ離し、視力が0.3未満であれば老眼の可能性があります。

老眼鏡を作る際は「どの距離の何を見たいか」を明確にすることが大切です。見たいものが近距離でサイズが小さいほど度数が高くなります。老眼鏡には近距離専用のものもありますが、一つのレンズで異なる距離のものを見られる「多焦点レンズ」もあります。

これは眼鏡のかけ外しが不要で便利なものです。多焦点レンズはパソコンやスマフォ、書類などのデスクワークに適した「近近両用」、手元の書類や壁にかかったカレンダーなど室内向けの「中近両用」、車の運転にも使える「遠近両用」に分類できます。

最近は老眼のためのコンタクトレンズも販売されています。高齢化により老眼との付き合いも長くなっています。老眼の特効薬はなく、近くを長時間見続けていることが良くないようです。

毛様体筋が緊張した状態が続くことで凝り固まり、ピント調節がうまくできなくなります。読書やパソコンなど手元での作業を1時間したら、遠くを見るなど10分程度目を休めて、眼を疲れさせないことが大事なようです。

老眼は65歳ごろまで進行するといわていますので、2~3年に1度は検査し、進行していれば作り替えることが重要です。緑内障など老眼以外の病気の発見につながることもあるので、定期的に眼科の受診が必要とされています。

私も今の遠近両用メガネを作ってからずいぶん経ちますので、そろそろ作り直そうかと考えています。

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