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旧統一教会に対して東京地検が解散命令

2025-03-28 10:32:49 | 時事
安倍元首相の事件以来統一教会(現在は別な名称になっていますが、慣れている統一教会を使用します)批判が広がっていましたが、ついに東京地検から解散命令が出たとニュースになっていました。

統一教会は当然控訴するようですので、最高裁で解散が決定するまでにはまだ2年か3年かかるようです。ここまでの動きは不思議と言えなくもありません。

3年前に統一教会に恨みを持つ犯人が、安倍元首相が統一教会に深く関連していると間違えて襲ってしまったものです。もしこの犯人が間違えずに統一教会幹部を襲ったとしたら、教団幹部殺害されるといったニュースが出て終わりだったのかもしれません。

それが元首相という日本の要人だったため、原因となった統一教会が大きく取り上げられました。このメディアの取り上げ方はすさまじく、宗教に全く関心のない私でさえ自然に情報が入ってくるほどでした。

ここで取り上げられた多額の寄付や高額商品は、いわゆる新興宗教であればどこでもやっていることのような気がしていました。私の身近な人に宗教にはまったような人いませんでしたので、詳しくはわかりませんがどこの宗教団体も似たようなものだという感じを持っています。

大々的に取り上げているのですが、この中に現在の信者の意見が全く出てこなかったことに若干違和感を感じていました。これだけ大きく取り上げられると、国も放置することはできず、文部科学省が東京地検に教団の解散命令を申請するということで一段落しました。

この一連の流れで統一教会は完全に悪者になってしまいましたが、オウム真理教などと違って刑事事件を起こしたわけでないのに、なぜここまでたたかれたのかはやや疑問でした。

多額の寄付や高額商品の売買など、信者は自らの意思でやっていることですので、刑事罰を受けるようなことではないような気がします。文部科学省は、被害者約1550人、計約204億円にのぼる民法上の不法行為があったと訴えています。

これは民事訴訟で争われたものだけなどで、実態はもっと多いようです。これを見るとずいぶん金持ちの信者が多いという感じがしますが、不法行為かどうかは怪しい部分でしょう。

ただ裁判所から解散命令が出たとしても、単に表面上の問題であり実質的な活動は裏で続くのではないでしょうか。オウム真理教は明らかに犯罪集団になっているのに、まだ信者がいて活動が続いているように、信仰心は信じられないくらい強いようです。

このあたりは宗教心が全くない私には理解できないことですが、教祖の言うことは絶対という心理は確たるもののようです。

結局文科省などの国が出ても何の意味もなく、成り行きに任せるしかないような気がします。


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