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ウイルスの専門家が語る新型コロナ

2020-05-03 10:22:15 | 時事
新型コロナの報道では、「専門家」がいろいろコメントしながら話を進めるのが普通になっています。

こういったところに出てくる専門家は、ヒトが感染した場合に治療する医師や、感染を拡大しないようにする感染症学の専門家ですがやはり医師となっています。

こういった人たちがどこまでウイルスを理解しているのか疑問であり、ウイルスの専門家は今回の事態をどう見ているのか興味がありました。

京都大学ウイルス・再生医科学研究所の「ウイルスの専門家」のコメントが出ていました。これはあくまでウイルス学者の個人的な意見ですので、偏っている可能性があることはお断りしておきます。

新型コロナウイルスについては「出てきちゃったか」ということで、今まで人間の運が良かったという話しのようです。動物のコロナにはもっと面倒くさいものが山ほどあるので、今回のコロナは決定的に最悪なものではないという事です。

治療薬については、新薬の開発というのは1,2年で済まないので、治療薬ができるといってしまうには少し語弊があります。今は既存の薬を使って、どれが効くかという事を試している段階です。

ネコのコロナに効くものがあって、ヒトにも効くかもしれないものもあります。もちろん既存の薬は新型コロナウイルスに向けて開発されたものではないので、多くは効かないか効いても弱いはずとしています。

ワクチンや免疫につても面白い意見となっています。こういったウイルスに関しては、遺伝的にコロナウイルスへの耐性がある人もいる可能性があり、そこに希望を見出しているようです。

仮に全員が同じ感受性だとすれば、理論的には60〜70%の人が感染しなければ集団免役はつきません。しかし50%くらいの人は感染しにくいという事になれば、20%くらいの人が感染すれば集団免役の効果が出て、感染拡大が治まっていくことが考えられます。

またワクチンができるコロナとできないコロナがあり、今回の新型コロナがどうなるのかは決着がついていません。しかしこの専門家はできにくいウイルスの可能性が高いと考えているようです。

感染機会削減案を提唱していますが、やや極端な意見も持っています。収束を速めるためのひとつの方向性として、高齢者と免疫が下がっている人を隔離し、50代以下で健康な人はなるべく外に出して、感染を早めてもらうことです。

そうすることで亡くなる人が出て来るので、批判をかなり浴びると思われます。しかしそこまでしなければ収束しないのであれば、結局トータルの死者数はほぼ同じになるだろうとしています。

現在の施策は、ウイルスの本質を見誤り、「一人も死者を出さない」というバイアスが働いているようです。

やはりこの意見は通常の「専門家」とはかなり異なっていますが、納得できる部分もあるような気がします。



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