ごっとさんのブログ

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日本人に刷り込まれている性差別の実態

2023-07-17 10:36:39 | 文化
男女差別の問題は、私が現役のころに施行された男女雇用機会均等法に始まり、賃金格差の縮小や女性が活躍できる社会など解消に向かって進んでいますが、果たして実態はどうなのでしょうか。

話は変わりますが私の家では二人とも再婚です。この時にかみさんが私のことを何と呼ぶかで面白いことを言い出しました。再婚すると男性の場合は「後妻」をもらったと言いますが、女性には「後夫」という言葉はありません。

これは不公平だという事で、私のことを「ご(お)っとさん」と呼ぶことになりました。これが我が家では定着し、このブログも「ごっとさんのブログ」という名前になっています。

さてこういった男性にはあって女性にはないというような言葉は日本語には非常に多くなっています。夫が亡くなった女性は「未亡人」と呼ばれますが、こういう意味の男性を表す言葉はありません。

こういったある種の性差別的用語は日本語には非常に多く、歴史的なものといえるようです。例えば幼い女の子を指す「幼女」という言葉はありますが幼男はなく、「幼児」が男女ともに指す言葉になっています。

これが少し大きくなると、少女はありますが、少男は当然なく少年となります。この場合の少年は男性を指していますが、これは年が少ない男性であり、少女には「女性」少ないという意味がありそうな気がします。

普通に少年少女として使っていますが、やはり性差別的な意味合いが含まれているのではないでしょうか。これがもう少し大きくなると青年や壮年になりますが、これはほとんど男性を指す言葉の様です。

これに対応する女性を指す言葉は見つかりませんが、熟女ではおかしい気がします。また「女」に比べて「男」にはプラスのイメージが付いているようです。「男の中の男」や「男を上げる」など「男=立派な人間」のイメージがついているのです。

これはどこかで読んだことですが、歳をとってくると男性は自己主張が強くなり、「頑固じじい」が増えてきます。ところが女性の場合は若いころからかわいい人が求められるので、「頑固ばばあ」にはならないというのです。

女性の場合は自己主張しようとすると、正攻法ではなく目立たないように裏から手を回そうとして「意地悪ばあさん」になるというのです。このタイトルの漫画がありましたが、私も好きで愛読していました。

少しそれてしまいましたが、歳をとると「老女」という言葉はありますが、それに対応する男性を指す言葉はなく「老人」がそれにあたるのかもしれませんが、女性にも使う言葉となっています。

以上のように男性と女性を表す言葉を出してきましたが、基本的に男女差別は明らかに存在しています。

これは当然歴史的なものですので、こういった中での性差別解消はそれほど簡単ではないのかもしれません。


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