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新型コロナ、増加傾向で「第10波」の兆し

2024-01-27 10:33:07 | 健康・医療
ほとんど気にしなくなっていますが、新型コロナは感染者数が増加し、流行の「第10波」の兆しも見せているようです。

全く話題になりませんでしたが、実は昨年9月に流行の第9波のピークが来ていたようです。インフルエンザと同じ扱いになったとはいえ、まだ若干気になる感染症と言えるのかもしれません。私の知人も先週感染が分かり、1週間ほど会社を休んでいたようです。

また理化学研究所と京都大学は、昨年末症状が治まった後もウイルスが心臓に移行すると、心不全のリスクが高まる可能性があると発表しています。

新型コロナの感染者が国内で初めて確認されてから、この1月で4年が経過しました。5類移行後は感染実態の把握方法は、全数把握から全国約5000の定点医療機関による定点把握に変更されました。

この数値はあまり報道されませんので、気にしなくなりコロナ自身が過去のものになったような気がしています。厚生労働省のまとめでは、1医療機関当りの平均感染者数は岐阜、茨城、愛知、長野の各県が14人を超え、43都道府県で増加しています。

インフルエンザは昨年11月から12月にかけて増加傾向にありましたが、年末年始にかけてやや減少傾向を見せています。ただ1月に入り平均感染者はほぼ横ばいで、今後の増減が注視されています。

やはり新型コロナは流行の第10波が立ち上がりつつあるようです。国立感染症研究所によると、現在日本で主流とみられるのは、オミクロン株の亜種XBBの一種であるHK.3で、XBB全体の約7割を占め、さらにJN.1など新たな変異株が広がりつつあります。

対応ワクチンも使われているオミクロン株の仲間ですが、専門家は性質が異なる変異株の登場を懸念しています。新型コロナ感染はウイルス表面にあるスパイクタンパク質が、ヒトの細胞表面にある「ACE2」に結合して起こることが分かっています。

心臓は他の臓器よりもACE2を発現しやすく、コロナ禍では感染後の後遺症として心筋障害を起こした症例が報告されるなど、心機能が低下するとの臨床報告が相次ぎました。

前述の理化学研究所などの報告は、新型コロナが5類になってもあなどれない感染症であることを示す研究成果として注目されています。ここではこの研究の詳細は割愛しますが、iPS細胞を使ったなかなか興味深いものです。

本来注視すべき新型コロナが忘れ去られるようになったのは、やはり元日の能登半島地震ではないでしょうか。震災からかなり時間が経った現在でも、ニュースやワイドショーの中心的話題となっています。

私は外出するときはマスクをしていますが、この程度で感染対策と言えるのか若干疑問のような気がします。


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