ごっとさんのブログ

病気を治すのは薬ではなく自分自身
  
   薬と猫と時々時事

ガン緩和ケアは終末期のイメージ

2023-12-09 10:36:03 | 健康・医療
私はもう76歳となりましたので、いつガンが発症してもおかしくない年齢となりました。

このブログでも書いていますが、私はガンになっても身体に負担の大きい手術などの治療は一切受けず、末期になり痛みなどが出たら緩和ケアに行くつもりです。しかしこの「緩和ケア」は、終末期に受けて穏やかに死を迎えるというのは間違ったイメージのようです。

内閣府の世論調査で、ガンの緩和ケアを始める時期について「ガンと診断されたときから」と考えている人が49.7%に留まることが分かりました。2007年の調査開始以来、初めて半数を切りました。緩和ケアは、ガン患者が自分らしい生活を続けるためにも重要とされます。

国は診断時からの提供や周知を進めていますが、広く浸透していないことが明らかになりました。緩和ケアは、診断や治療法、生活の悩み、身体的な痛みなどガンや治療に伴う体と心の痛みを和らげるもののようです。

国のガン対策の指針となる2023年度から6年間の「第4期ガン対策推進基本計画」は、患者や家族にとって診断時は告知による精神的影響や、その後の治療や生活への備えも必要となる大切な時期で、患者の苦痛を和らげる緩和ケアが重要だとしています。

調査は2023年7,8月、全国の18歳以上から無作為に抽出した3千人に郵送で行い、1626人から回答を得ました。内閣府は新型コロナウイルスの影響で調査方法が異なり、単純比較はできないとしています。

緩和ケアはいつから実施されるべきと思うかについて、「ガンと診断されたときから」と答えたのは49.7%で、前回(2019年)の52.2%から減少しました。「治療が始まった時から」は25.5%で前回の21.7%から増加しました。

「ガンが治る見込みが亡くなった時から」は22.0%で、前回の19.6%より若干増加しています。この回答は30代では約2割ですが、60台以上では3割にのぼり高齢世代ほど高くなっていました。

診断や治療開始時に「何かつらいことはあるか」と聞き、心身の痛みを和らげるケアは現場で広がっているが、医療者が「緩和ケア」という言葉を使わない場合も多いようです。「緩和ケアは終末期」というかつてのイメージが強い人が一定数いるとしていますが、私もその一人でした。

ガンと告知を受けた自分と、それまでもっていた「自分はなるはずがない」「ガンは死ぬ病気」といったガンへのイメージに苦しむ人もいます。こういった点から早期から緩和ケアが受けられることを広く知ってほしいとしています。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿