ごっとさんのブログ

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オンラインの囲碁教室に認知機能の低下抑制

2024-06-27 10:32:56 | 文化
このブログでも定例囲碁会のことを書いたりしていますが、囲碁は手軽な趣味としてずっと続けていこうと思っています。

私は特に勉強的なことはしていませんが、日曜日のNHKの囲碁トーナメントを、NHK+を使ってゆっくり見ています。NHK+で見ると途中止めて考えたり、見直すことができるので、かなり勉強になるような気がしています。

後はタブレットやPCに対戦囲碁ソフトを入れてありますので、時々対局しますがやはり人との対局の方が面白いような気がしています。

東京都健康長寿医療センターのグループが、囲碁が高齢者の健康に与える有効性について研究を開始しました。タブレットを用いてインターネット上で囲碁を学ぶ、オンライン囲碁教室プログラムによる検証を開始しました。

この研究は湖山医療福祉グループの介護施設の協力により実施されました。この囲碁を選択した理由として、研究グループは次のように述べています。高齢になり認知機能が低下した場合に、新しいことを学んで知的な刺激を得ることが良いことは過去の研究から分かっています。

その上で囲碁はまずルールがシンプルです。将棋やチェスなら駒の動き、麻雀なら牌をそろえるとか最初に覚えることが多いと、認知症をすでに発症したあるいは認知機能が低下した人が新たに始めるのはハードルが高くなります。

一方オセロのような誰でも知っているゲームだと学習のプロセスがありません。シンプルさと学習の負荷のバランスが良く、最も良い効果が得られるのが囲碁としています。

囲碁の経験がない高齢者、認知症患者向けに囲碁教室のプログラムを組んで一定期間実施したところ、新たに囲碁の学習に取り組んだことで認知機能、注意力、ワーキングメモリ―などの脳の機能が維持できる、あるいは向上するという結果が出ました。

この取り組みはコロナ禍でリモート囲碁教室になってしまいましたが、問題なく継続しているようです。対面での囲碁教室は1時間でしたが、オンラインは30分となりました。ルールの講義が10分、練習問題が10分、オンライン対局が10分となっています。

全15回で約4か月間、日本棋院の棋士に講師を頼み、入門用の碁盤を使って対局できるようになることを目指しています。

この様な方法で、高齢者で認知症の可能性がある人が本当に囲碁を打てるようになるかは怪しい気がしますが、囲碁が脳のために良いのであれば、私ももう少し囲碁に取り組んでみようかとも思っています。

この研究でここまでの検証では、認知機能と精神的健康状態が維持できるという結果が出ているようです。


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