ごっとさんのブログ

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人の意識は「死んだら終わり」ではないのか

2024-10-04 10:34:25 | 自然
私は「死」とは生命が有機化合物の集合体に代わることであり、脳の活動も停止しますので意識も無くなると考えています。

当然死後の世界など存在しないと思っていますが、最近でも色々な大学の研究者たちが、死そのものを科学的に解き明かそうとしているようです。

こういった研究では臨死体験という話しがよく出てきますが、「臨死体験」とはなにか明確にはなっていない気がします。非常に難しい手術が奇跡的に成功して助かったとしても、脳は正常に機能していたはずで、別に死に近づいたとは言えないような気がします。

中部大学の研究員がある少年との話を例示しています。この少年は「戦艦大和で戦死した乗組員だった」という記憶がはっきりしているようです。その詳細は省略しますが、これは単に記憶が遺伝によって受け継がれる可能性があるという事だけのような気がします。

また海外では米国の女性が体験した「体外離脱」が有名なようです。この女性は脳動脈瘤の治療のため、「低体温心停止法」という仮死状態で行う特殊な手術を受けました。

体温を15℃に下げられて心肺停止となり、目隠しと耳栓をされていたにもかかわらず、自分が手術される様子を克明に見聞きしていたということです。これも詳細は略しますが、この件は「史上最も詳しく、科学的裏付けのある臨死体験の証言」と言われているそうです。

さらにこの女性の証言は、古今東西に残された「あの世」についての言い伝えとも驚くほど似通っていたとしています。ここで語られていた光景は、国や文化、宗教、時代を超えて多くの臨死体験経験者が証言する内容と一致しています。

この様な証言は、かつてなら「妄想だ」「幻覚だ」あるいは「捏造だ」などと切り捨てられていました。

現在では世界各国であまりに多くの報告があること、それらに不思議な一致が見られることから、「人の意識は、死後も何らかの形で存続する」そして「その形式には何らかの法則性がある」ということを少なからぬ研究者が認めるようになっているそうです。

ここで私はこうした臨死体験が、なぜ「意識が死後も存続する」という話しと結びつくのかがよく分かりません。バージニア大学では、すでに2600件以上の「死後の世界」や「生まれ変わり」に関する証言が集められ、分析されています。

もちろん信頼に足る証言が増えているからと言って、直ちに「死後世界が実存する」とは断言できません。ただ脳や身体の機能が止まるとその先は完全に無であるという考え方は、医学界や科学界でも過去のものになりつつあると言えるでしょう。

当然ですが私はこの意見に賛成できません。やはり「臨死」と「死後」は全く異なるものであり、臨死体験で死後の世界を推定することはできないと思っています。


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