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のんべえに優しい酒、焼酎が身体によい理由

2022-11-24 10:35:26 | 健康・医療
私は風呂上りに必ず寝酒を飲んでいますが、このところウイスキーの水割りが多いのですが焼酎も時々飲んでいます。

今はちょうど自家製梅酒が飲めるようになりましたので、これも嗜んでいますがこれは35度の焼酎で作りますので、焼酎の仲間かもしれません。

焼酎はその味や香りだけでなく、「健康に良い」ことが近年注目されているようです。昔から焼酎は酔い覚めがよく、二日酔いしにくいといわれてきましたが、それに加えて健康効果が明らかとなりつつあります。

かつて焼酎は「強い酒」と思われてきましたが、この常識が覆ったのは昭和50年代初頭からのお湯割りの飲みかたが広まってからのことです。この歴史もなかなか面白いのですが、薩摩の芋焼酎から割って飲むという飲みかたが広まったようです。

この「割って飲む」文化が、焼酎らしさの原点をなしていると考えられます。焼酎の飲みかたでは、「ロクヨン(焼酎6にお湯4)」という言葉がよく聞かれますが、25度焼酎のロクヨンのアルコール度は約15%程度で、清酒と同じかそれより低くなっています。

つまり焼酎は蒸留酒でありながら、清酒と同じように飲まれているわけです。ちなみに私はもっと低い濃度で飲んでいますが、それでも十分香りや味を楽しめます。

低濃度であればこそ繊細な和食の風味を損なわず、油を溶かし込む効果が高い蒸留酒であることから、脂っこい料理にもよく合う食中酒として万能性を備えています。蒸留酒でありながら醸造酒である清酒と同じように飲まれるという点もユニークです。

また焼酎は蒸留酒なので蒸発しない糖分などを一切含んでいませんし、痛風の原因になるプリン体も含まれていません。こういったメリットを考えると、健康を考えながら飲むとしたら焼酎に勝るものはないといえそうです。

酒は上手に飲むと百薬の長といわれていますが、実のところ酒の健康的効用を求めて飲んでいるのではなく、あくまでもアルコールのもたらす酔いを楽しんでいます。

昔から少量の酒を飲む人は、全く飲まない人や多量に飲む人とくらべて心臓病やガンなどの病気の死亡率が低いとされ、「アルコールのJカーブ効果」と呼ばれています。これを否定するような報告も出ていますが、推奨するようなものもあります。

近年広島大学などの研究グループはマウスを用いた動物実験で、少量のアルコール摂取が老化を抑制し肝機能を改善する事、血中尿酸値を低下させ病気のリスクを下げる可能性を明らかにしています。

このマウスの実験を人間に換算すると、1日10〜20グラム程度となり、これは缶ビール1本分に相当します。こういった適量は当然人によって異なりますので、あまり酔わない程度という個々が決めても良いような気がします。



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