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確定申告のはなし

2015-03-09 12:54:27 | 時事
そろそろ確定申告の締切の日が近づいてきました。例年は土日しか時間がなかったので、早めに準備をしていましたが、今年はのんびりしていて遅くなってしまいました。私の家はかみさんも若干仕事をしており、家賃収入もあるため二人分の書類を作る必要があります。それでも確定申告をするのは、元の会社を退職して派遣社員になって以来ですので、もうずいぶん長いことやっています。申告書類作成といっても、国税庁の確定申告作成ページから必要金額などを入力するだけですので、ずいぶん楽になっています。このページも年々改正され、ずいぶん使いやすくなってきました。

かみさんは自宅で編集や校正という仕事をしていますので、個人事業者として青色申告していましたが、最近は仕事量も減り、青色にするメリットがなくなってきました。
私はサラリーマンでしたので、税金の仕組みなどは全く分からないまま過ごしていました。仕組みどころか、どういった税金をいくらぐらい納めているのかもほとんど気にしていませんでした。唯一ボーナスの時、課税%が思った以上に高く、高額の所得税を取られていると感じた程度でした。たぶんほとんどのサラリーマンは、この程度ではないかと思います。

ここに日本の税制の不公平があると感じます。サラリーマンは非常に細かいところまで、収入金額を把握され、必要経費も認められずほぼ全額に課税され、給料から強制的に天引きされています。たぶん給料天引きという制度が、不満を感じないようになっており、いろいろと引かれた残りの手取り額を気にするだけのような気がします。青色申告をしてみると、実に様々な部分で節税ができるようになっています。たぶん収入総額の30%までぐらいは、必要経費が認められ、福利厚生費など必ずしも領収書がなくても認められているようです。個人事業者が、収入を得るためにかかった費用を控除できるのであれば、サラリーマンにも当然そういう部分があってもよいのではないでしょうか。
特に農家などは優遇されており、かなりの収入があってもほとんど非課税と聞いています。

現在の税制は、取りやすいところからは徹底的にとるという制度で、本来サラリーマンのような給与所得者も、この不公平感をなくすために声を上げるべきなのでしょう。といっても私も全く興味がなかったので、今更な感じはしますが、個人が難しいようであれば、労働組合やその上部組織である連合などが、この問題を取り上げるべきだと思います。

確定申告をして、所得税や地方税を自分で納めるようになると、収入が減った今でもこんなにとられているのかと文句を言いながらやっています。

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