私が勤務していた会社の大先輩は、緑内障から失明してしまいました。友人・知人にも緑内障と診断され、眼圧を下げる目薬で治療している人もいます。
現在は多くの情報が視覚から入ってきますので、目の健康は重要性が増しているといえそうです。眼球の内部の圧力(眼圧)が高くなって視神経が傷つく緑内障は日本人の失明原因の1位です。眼圧を下げて進行を抑えることが治療の基本です。
国内の患者は推定465万人に上り、加齢はこの病気になるリスクを高めます。目の中の前のほうは房水という透明な液体で満たされています。
白目と黒目の境目の裏側で作られた房水は目に栄養を与え、出口にあたる目の表面近くの隅角と、その奥にあるフィルター状の組織線維柱帯を通って排出されます。この房水の流れが滞ると眼圧が上昇し、視神経が傷ついて視野が欠けてきます。
この病気は、おおきくは開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障の二つのタイプに分類されます。開放型は隅角は開いているものの、線維柱帯が目詰まりしています。閉塞型は隅角そのものが閉じており、日本人の多くは開放型とされています。
緑内障の初期は自覚症状がありません。多少視野が欠けても、両目で補いあうからです。視力が低下して初めて気づくことも少なくありません。眼圧を下げることが治療の基本です。
正常範囲内の患者の眼圧を大きく下げることは難しいですが、無治療時から20~30%下げることが目標です。房水の排出を促す目薬や酸性を抑える目薬をまず投与します。その効果が十分でない場合、手術などを検討します。
レーザーで線維柱帯に刺激を与える治療や線維柱帯を切開して流出路を作る手術に加え、2022年に極細の管状の医療機器マイクロシャントを使った手術が新たに公的医療保険の対象になりました。
長さ8.5ミリ、外径0.35ミリ、内径0.07ミリの管を白目から眼内に差し込んで固定します。房水は管から排出され、眼圧が下がります。線維柱帯切除術と比べて体の負担が小さいうえに、手術時間は短く眼圧の過剰な低下といったリスクも比較的小さいです。
短期間で社会復帰したい人に向いていますが、適さないケースもあり、効果は切除術より少し劣るとされています。治療によって眼圧を下げることができても、一度傷ついた視神経を再生し、欠けた視野をもとに戻すことはできません。
早期発見や早期治療に向けて、40歳以上の人は定期的に検査を受けることが大切です。私は2年ほど前に眼科でかなり詳しい検査を受け、問題ありませんでしたがなかなか定期的に検査を受けるのは難しいような(面倒くさい)気がしています。
現在は多くの情報が視覚から入ってきますので、目の健康は重要性が増しているといえそうです。眼球の内部の圧力(眼圧)が高くなって視神経が傷つく緑内障は日本人の失明原因の1位です。眼圧を下げて進行を抑えることが治療の基本です。
国内の患者は推定465万人に上り、加齢はこの病気になるリスクを高めます。目の中の前のほうは房水という透明な液体で満たされています。
白目と黒目の境目の裏側で作られた房水は目に栄養を与え、出口にあたる目の表面近くの隅角と、その奥にあるフィルター状の組織線維柱帯を通って排出されます。この房水の流れが滞ると眼圧が上昇し、視神経が傷ついて視野が欠けてきます。
この病気は、おおきくは開放隅角緑内障と閉塞隅角緑内障の二つのタイプに分類されます。開放型は隅角は開いているものの、線維柱帯が目詰まりしています。閉塞型は隅角そのものが閉じており、日本人の多くは開放型とされています。
緑内障の初期は自覚症状がありません。多少視野が欠けても、両目で補いあうからです。視力が低下して初めて気づくことも少なくありません。眼圧を下げることが治療の基本です。
正常範囲内の患者の眼圧を大きく下げることは難しいですが、無治療時から20~30%下げることが目標です。房水の排出を促す目薬や酸性を抑える目薬をまず投与します。その効果が十分でない場合、手術などを検討します。
レーザーで線維柱帯に刺激を与える治療や線維柱帯を切開して流出路を作る手術に加え、2022年に極細の管状の医療機器マイクロシャントを使った手術が新たに公的医療保険の対象になりました。
長さ8.5ミリ、外径0.35ミリ、内径0.07ミリの管を白目から眼内に差し込んで固定します。房水は管から排出され、眼圧が下がります。線維柱帯切除術と比べて体の負担が小さいうえに、手術時間は短く眼圧の過剰な低下といったリスクも比較的小さいです。
短期間で社会復帰したい人に向いていますが、適さないケースもあり、効果は切除術より少し劣るとされています。治療によって眼圧を下げることができても、一度傷ついた視神経を再生し、欠けた視野をもとに戻すことはできません。
早期発見や早期治療に向けて、40歳以上の人は定期的に検査を受けることが大切です。私は2年ほど前に眼科でかなり詳しい検査を受け、問題ありませんでしたがなかなか定期的に検査を受けるのは難しいような(面倒くさい)気がしています。
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