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なぜロシア人はプーチンを支持するのか

2025-03-22 10:32:45 | 時事
ロシアがウクライナに侵攻を始めて3年がたってしまいました。プーチンの大義が何なのかよくわかりませんが、プーチンにとっても予想外の長期戦といえるのかもしれません。

ロシア国内の世論調査では、ウクライナ侵攻後もプーチン大統領の支持率が7~8割と高い水準で推移し、2024年3月の大統領選挙でも87%の支持を得て再選しています。なぜロシア国民はプーチンを支持すのでしょうか。

ロシアはウクライナに軍事侵攻したことで、米国と欧州から激しい反発にあい、日本を含む国際社会から経済制裁や金融制裁を受けています。そして当然長引く戦争により死傷する兵士も増え続けています。

それでもプーチンを選ぶ要因はいろいろあるようですが、その一端をソ連解体後の歴史に垣間見ることができます。1991年12月、社会主義国家の領袖として米国と対峙してきたソ連が解体し、ロシアを含む15の独立共和国に分裂しました。

このロシアは社会が大混乱となりました。社会主義体制では食料品などの消費財は低い価格に固定されていましたが、市場メカニズムを導入したことで急速に上昇、ハイパーインフレに陥り、庶民は生活苦にあえぐことになります。

餓死する国民も急増したようです。民営化されたソ連時代の国有企業を有力者が買い上げ、オリガルヒと呼ばれる振興資本家が誕生しました。彼らはテレビ局や新聞などのマスメディアを支配下におき、財界のみならず政界にも影響力を及ぼし始めていきます。

経済格差は急速に拡大しました。このような社会不安に追い打ちをかけたのがチェチェン問題です。詳細は省略しますが、第1次チェチェン紛争の停戦後、ロシア国内でテロが頻発したのです。こういった混乱の最中に登場したのがプーチンでした。

1999年、プーチンはテロ一掃を掲げ、ロシア軍をチェチェンに派遣しました。ロシア軍は住民虐殺や村の破壊などを含む徹底的な掃討作戦を実施しました。10年に及ぶ戦争で、チェチェンは完全にロシア軍の支配下に置かれました。

徹底的な情報封鎖により、この戦争の犠牲者がどれくらいか現在もわかっていません。強いロシアが戻ってきたと、自信を回復させた国民も多かったようです。さらにタイミングよく国際的な資源価格が高騰し、2000年代のロシアは好景気にわきました。

そこでロシア人は、プーチンになってから急激に国がよくなったという感覚を抱いたのです。その後景気は停滞しましたが、プーチンは国民から高い支持を受け続けています。つまり二度とあんなひどい社会になってほしくないというのがロシア国民の共通した願いです。

このあたりがプーチンが支持される要因ですが、これは当分続きロシア国内から戦争反対の声が上がることはないのかもしれません。