Japanese and Koreans invaded Asia. We apologize.

途方もない悲しみ。

2008年08月08日 11時59分12秒 | Weblog
Japan Probeさんが今年も原爆について啓蒙的な投稿をしてくださっている。本当に感謝する。


DAD'S IMAGES OF DEATH
 赤ちゃんをおんぶしている少年の写真。
 写真家の息子;
随分ぐっすり眠っているね。


 写真家    
眠っているんじゃない、死んでいるんだ。親も失った少年は焼き場で妹を焼いた。唇をかみしめていた。あまりに強くかみしめていたので血がにじむほどだった。慰めてやりたかった。しかし、慰めたら少年が泣き崩れてしまうと思って出来なかった

The boy bit his lip so hard it bled. My dad said he wanted to comfort the boy, but he was afraid if he did they would both break down."
戦時中の日本の少年らしい、抑制された悲しみの表現のしかたである。よく見ると裸足である。蛍の墓のように、この少年もどこかでのたれ死にしたのだろうか?

 こうした風景がアジア人や連合国の家族、あるいは、日本人を含めて、日本軍の犠牲者によって、国民党などの軍の犠牲者によって、あるいは、原爆や空襲の犠牲者によって毎日のように演じられたーーーー途方もない悲しみーーー現代人がどう受けとめてあげればよいのか、とまどうほどの手のつけようのない悲しみーーー現代でも世界でこうした悲しみを背負っている地域がある。



 
 


オリンピック関係

2008年08月08日 11時01分09秒 | Weblog
 ま、おれはオリンピックの競技自体あまり興味ない。どこの誰が勝とうがいい。強いて言えば、アニマル浜口親子の念願がかなえばいいな、ってことくらいかな?
 さて、オリンピック競技というよりもその周辺状況について、米流時評さんが、「人民軍兵士十万、超厳戒態勢の北京に翻ったフリーチベットのバナー」と題した投稿をしている。
 で、こちらは、

Chinese group 'threatens Olympics'

 ウイグル地区のイスラム過激派がテロを予告。同胞イスラム信徒に被害にあわないようにという警告と、また協力を求めている。

 やはり、テロはまずい。
 が、しかし、中国政府のチベットやウイグル地区の人々への弾圧には目にあまるものがある。あれは、民族浄化と呼ばれてよい所業であろう。

 なんでこうした点に世界は無関心でいられるのか?市場がでかいのはわかる。おいしい汁を吸いたいのもわかる。大国中国を刺激して安定を損なっていけないのもわかる。
 しかし、それとこれとは話は別やろ。現に弾圧されている人々の苦しみに対する想像力の欠如が歴史上いかに悲惨な結果を生んだが想起するとよい。おれは断固として、こうした暴挙に対しては反対していく。

 もっとも、中国政府の政策と中国人民とは区別すべきだ。支那人はかくかくしかじかだ、といって市井の中国人そのものに否定的眼差しを向けるのは噴飯ものだと思う。
 小さな日本でも、やれ、県民性などいって、地域によって性格の違いがある、などといっているのだ。でかい、中国地域によって、そしてなによりも個人によって全くそれぞれだ。
 なるほど、洗脳されているようなところもある。だとしても、オウム信者に敵としてではなく、友人として呼びかけなければ洗脳は解除されることはなかったように、中国人の人々に対してもやはり、友人として、呼びかけていくべきだ、と思う。

 とはいえ、
Chinese Islamic group issues new Olympic threat
When it comes to the games most Chinese-Canadians are rooting for China, to be honest; they won't admit it if you ask them, but for sure they are,"
というようなニュースがある。カナダの中国人は中国を応援するという。

 どこを応援しようが、もちろんかまわないのであるが、家族の存続・維持を支えるものが、家族に対する愛のように、当事国に対する愛がなくて、その国家は維持できるものだろうか? 読むとカナダで生まれ育った中国系カナダ人でさえ中国を応援する、というのである。
 おれは、日系米人が米国で差別を受けながらも、米国への忠義を尽くしたことを高く評価し、「日系」米人として尊敬するものである。
 
 もちろん、国を憂い、国を愛する気持など、単純にはかれるものではないし、最右翼の山水会の人さえもいうように、強制すべきものでもない。かくいう、オレも「ま、日本がメダルとってくれたら、うれしいけど、どうでもいいや」くらいに思っている。

 ただ、 左翼的雰囲気の学校教育をうけてきたおれでさえ、日本については多少憂いている。日本なんか、日本・日本人に関する理解や偏見なんかどうでもええじゃないか、というニヒリズムに徹しられない自分がいる。また、そうした虚無に日本が徹しきれるか?ーーー突如として暴走しはじめるのではないか?ーーー 国家を賤しめ、滅却を試みる左翼にも、自国賛美してオナニズムに走る右翼にも不安を感じるものである。