漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2016.7.09 夏の小物ばかりで 石川県能登島

2016-07-11 01:24:14 | 海釣り
 夏のボーナスも出たところだし、先月の遠征から約1ヶ月経過しているし、

そろそろまた遠征したいです。

海の状況は刻々と変化しているようです。海草や藻が生え変わり、各地から

夏の獲物の便りが聞こえます。

梅雨前線が気になりますが、自宅から550kmも離れているのに、あの場所が

頭から離れません。

能登島の関白。関白という地名はありませんが、昔を知っている人なら・・・。

週末は都内のカラオケボックスで、はしゃぎ過ぎて喉を痛めてしまったようで、

微熱が出ておりましたが、好きな趣味のためなら少しぐらい無理をするだけの

気力と体力があるようで、土曜日の昼過ぎから出撃しました。

北関東道から長野道、そして上越インターのフィッシャーズさんでユムシと

アオイソメを購入して、北陸道を南下。七尾まで能越道をとばして、能登島の

現地に到着すると、すでにPM6:30。









急いで釣り座を確保すべく、重いタックルを担いで草むらを降りてゆきましたが

1ヶ月経過すると、こんなにも草木が伸びてしまって、獣道すら無くなっている。

胡桃の実が大きくなってます。




持参の鎌を振り回して、ススキの穂や足元の弦を切って、夜釣りの安全確保、

藪の中をぜーぜー息を切らしながら、汗ダクで陣地を作りました。





やっとこさ準備を整えると、すぐに夕暮れとなりました。







投げ竿4本体制で臨みました。

そのうち2本はユムシ、




残り2本はホタルイカの塩漬け



狙いは赤いのん、ただひとつのみ。

天気は無風で曇り空ですが、予報では雨は降らないようです。

気温はやや暑いです。蚊取り線香とスキンガードで万全の防御体制で挑みます。



海況は全く波気が無く、潮も動いていません。

PM8:00前の日没には、暗くて何も見えなくなりました。

静かです。何の音も聞こえません。

フナムシの歩く音、蚊の飛ぶ音、折れた草が跳ねる音が聞こえます。

PM9:00 ユムシを付けた竿の鈴がチリンチリンと鳴りまして、ケミホタルが

跳ねるように揺れたので、巻き取ると・・・そんなに大きくないですがコンコン

抵抗しています。

ゴリ巻きして寄せてくると、元気いっぱいの、赤いのん25cmをゲットしました。




さあ、チャンス、これからもっと大きいヤツが回遊してくるはず・・・

・・・

たのんまっせー

・・・

・・・


はずなんですが・・・

・・・

・・・

しーん

・・・

・・・

まったくアタリが続きません。

暗闇の静寂を破って、派手にアタッて欲しいのですが・・・





ダメですねえ。

ケミホタルが動かず。鈴も鳴らず。

なんとなく最下位に落ち込んだ阪神タイガースのイメージがダブりますわ。




PM10:00水面でピチャピチャ何かが跳ねているのに気をとられて・・・

アオイソメを1パック買っていたことを思い出して、

シーバスロッドに電気ウキを付けて、ウキ下60cmぐらいにして放り込むと

小メバル






小キジハタ




小アジ、小サバ、


さらにはこんなヤツまで





よくアタリますわ。1時間ほど浮気して遊んでました。

しかしどれもこれも「小さい」の文字が付きます。

私はこんなヤツらを釣るために、わざわざ550kmの距離を飛ばしてきたのでは

ありません。

ズシッとした重量感が欲しいのです。

日付が変わって、AM2:00、ええかげんカラダがしんどくなってきました。

このまま仮眠しても、この場所は、朝マズメのチャンスは期待薄です。

体調も思わしくないし、今日はこれぐらいで引き上げましょう。

・・・

・・・

・・・

・・・

あちこちで仮眠を取りながら、9時間かけて自宅へ戻ってきました。

ウキ釣りで遊んでいた「小」魚たちです。








えへへっ、

これで刺身が取れますかね? 笑ってしまいますが・・・



小鯛の刺身



小アジの刺身



小メバル、小キジハタの刺身




まっ、大皿に乗せると、なんとも貧相な盛り合わせですわ。



まっ、私、独り分の酒の肴としては、十分ですけど。