漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2021.3.05 とうとう鹿嶋港でもゲットしてやったぜい  茨城県鹿嶋港

2021-03-05 19:49:29 | 海釣り

カレイを求めて今シーズン鹿嶋港へ7度目の出撃です。

私にとって鹿嶋港はどうも相性が悪くて、これまで6回の出撃は全てボウズ。

自分でも「どうせまた釣れへんのやろ!!」と思ってしまうから怖い。

苦手な場所を作ってしまうと、そのエリアは自然と遠ざけたくなる。

これはとってもマズイのです。

ただでさえブッ込み投げ釣りができる場所が年々減らされているというのに、

その選択肢を減らしてはならんのです。

 3月になれば気温が上がり、少しは水温も上昇してくるので、

産卵を終えたカレイも体力回復のために活発に動きだすと思うのです。

天気予報によれば、今週末は太平洋沿岸を南風を伴って低気圧が通過するそうで

5日は曇天で気温は15℃前後になるらしい。潮は小潮。

なので、今回の出撃は南からの風を考慮して鹿嶋港の公共埠頭で陣地を築く

ことにしました。

AM2:00 板橋の自宅を出発して、すぐに首都高速に乗り込んで、

さらに東関道へ乗り継いで、終点の潮来ICまでひた走りました。

 

 

 

今回は先週の浪江町出撃で残ったアオイソメで塩イソメを作成して、

全て塩イソメだけで釣るつもりなので、行程途中で釣エサ屋にも立ち寄らず、

まっすぐ公共埠頭まてやってきました。

AM4:00 公共埠頭に到着。自宅から126km。

そうです、鹿嶋港は近いほうなんです。

 

鹿嶋港の中央航路に面したいちばん左端が運良く空いていたので、

即決で陣地を築くことにしました。北向きに竿4本を投げ込みます。

いつもなら暗いうちからケミホタルを付けて釣りを開始するのですが、

鹿嶋港の底はエンピツアナゴだらけなので、釣る気になれません。

暗いうちは釣りをせずに、車のなかでラジオ聞いたり、

スマホを見たりして過ごしました。

空が白み始めたAM5:20ごろから始めることにしました。

まったく寒くありません。

風はやや追い風となり、ストレスなく投げ込めました。

やはり水深はダントツ深いですねぇ。

オモリが着水したあと、スルスルとかなり長い時間ラインが出てゆきます。

海底はドロ底のようです。着底したオモリを引っ張ると、

ズルーと重々しく移動し、いつもより力が要ります。

いや、ドロ底というよりは全面カケアガリ斜面なのでしょうか?

 

 

 

 

 

対岸にいつも釣りに入るポートラジオが見えています。

 

 

足元には干からびた無数のヒトデが転がっています。

 

さてエサの塩イソメですが、なかなか上手く作れました。

水分が抜けて切れにくく、しかもソフトな手触りに仕上がってます。

 

 

この塩イソメをダミーだらけの針に房掛けにしました。

 

 

 

釣りを開始して1時間ほどはエサ取りすら居なくて、生体反応ゼロでした。

仕掛けを回収すると、房掛けした塩イソメが海水を吸って膨らんで、

何者にも齧られずに戻ってきました。

 

 

先週の浪江町に続いて、今日も完封負けで連敗になってしまうのかと

最初から諦めムードでした。

それでも男は闘わねばならぬ、ひたすら貫かなくてはならんのです。

車に戻っていっぷくしながら、4本の竿先を見つめていますと・・・

AM6:30 いちばん左の青い竿の竿先がビビビッと震えました。

本日初のアタリでしたが、アタリの出方からしてどうもフグっぽいです。

しかしこの日はいままでフグも居なかったので、

「フグでもいいからとにかく針に掛かってほしい」と思っていたので

5分ほど待ってから、十分に針を飲み込ませてから回収することにしました。

AM6:35  竿を持って大きく空アワセをしたら、オモリの後ろに異常に重たい感触。

「これはハリに乗りました。サカナです。しかしフグかカレイか判りません。」

慎重にリールをグリグリ巻いて、足元まで寄せてくると・・・

オモリの後ろに茶色い平べったいカレイが付いてきました。

そのまま抜き上げて測定。

 

 

 

 

 

 

 

マコガレイ 41cm ( メス ) 。

 

とにかく鹿嶋港で1枚釣れてくれたことに感謝感激。

これはもう祝杯でしょ。

 

 

うーん、ここまでの道程は長かったなあ。

 

 

グビッと飲み干した後、いつまでも感傷に浸っていてはいけません。

朝イチのチャンスタイムだと思い、ラッシュをかけて、

4本の竿をマシンガンの如く打ち込み直しますが、あとが続きません。

 

そのうち海底にヒトデが寄ってきて、ヒトデばかりが掛かってくるようになりました。

 

 

 

昼までは何も起こらず、ヒトデと格闘しながら、

淡々と時間が過ぎてゆきました。

忍耐と我慢の時間ですが、朝イチに1匹仕留めているので気持ちに余裕がありました。

風は相変わらず南西からの弱い風です。

中央航路はさすがにデカいタンカーが往来し、往来のたびに水が動いて、

アタリを期待させるのですが、待てどもなかなかアタリが出ません。

 

 

 

 

PM13:45 久しぶりにいちばん左の青い竿の竿先がビビッと動きました。

またカレイかな?と期待しながら、さらに針を飲み込ませようと5分ほど

放っておいたのですが、それがいきなり竿先を20cmほど引き込むアタリに変化して、

竿ごと持っていかれそうになったため、慌てて竿を掴んでリールを巻き始めましたが、

すぐにフッと軽くなってしまいました。

くそっ、痛恨のすっぽ抜けでした。

しかし、まだカレイはそのへんに居るはずだと、塩イソメをたっぷり付けて、

同じポイントへ投げ込み直しました。

カレイ君よ、どうかお願い、その場でじっとしててくれ~。

そして待つこと15分・・・

いきなり竿先をゴンゴン揺らして引き込むアタリが出ました。

きたきたきたきたぁ~ 北あ~

慌てて竿を手に取り、アワセを入れたら、今度はガッチリ針に乗りました。

リールをゆっくり巻いて、慎重に足元へ寄せてくると・・・

茶色くて平たい魚影。

やはり2匹目のカレイでした。

よくぞ掛かってくれました。感謝感激あめあられ。

 

 

 

マコガレイ 37cm ( メス )。

 

ここで午後のチャンスタイムの到来かと思い、エサを頻繁に交換して

再びマシンガンの如く打ち返しておりましたが、

やはり後が続かずでした。

 

 

PM16:00 体力が続かずこれで 終了。

 

平日の夕方なので、鹿嶋港周辺は帰りの通勤渋滞にもろに遭遇、

潮来ICから東関道へ乗り込んだときは

「やっとこれでぶっとばせる」と思ったのですが、

千葉北ICあたりから混みだして、首都高速に入るとひどい渋滞だらけでした。

 

 

PM18:50 無事に帰還しました。

 

 

翌日、クーラーボックスから戦利品を取り出しました。

ほんまええ眺めですわー。

 

 

 

 

 

 

2匹とも肌色の卵巣があったのでメスでした。

37cmのほうの胃袋の中から3cmほどのシャコの子供が出てきました。

身が薄いし、水気を取ってから唐揚げにしようかと思います。

 

 

 

 



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