漁師じゃないんだから・・・

セオリーと言うヤツをすべて無視して釣りをするオヤジのブログです。          採算なんて度外視。遊びだからね。

2022.5.28 本気でブッ込んだら、本当に来たよ。

2022-05-29 11:51:56 | 海釣り

この週末は快晴でしたが、相変わらず南西からの強風が吹き荒れているし、

土曜日は釣り人が多いし、何処か風裏の場所が見つかれば、少しだけやって、

そのまま東京へ帰るかと思って、PM15:00に秘密のアジトを出発して、

七尾周辺をウロウロしてみましたが、

何処もまともに強風を受けて白波が立っていました。

硬い投げ竿と言えども思い切り向かい風になって竿が振れません。

やはり能登島へ渡らなければ風裏の穏やかな場所は見つからないか。

うーん、釣り人で混雑する能登島へ渡るのはどうも気が進みませんが、

しょーがない。

南の関白へ行ってみますが、すでに長野ナンバーの車が2台駐車していました。

その後、閨、太公望などの有名場所を見て回りますが、やはり多数の釣り人が

おりまして、適当な場所が見つかりません。

うーん、どうする? このまま帰るか?

しかし、まだユムシ弾が6発残っているし・・・。

1発160円もした高価なユムシ弾をみすみす捨てて帰るのももったいないし・・・。

いろいろ考えた末に出した結論としては・・・

鴫島入江に行こう。

ほとんど釣れそうにないけど、風は防げる。

そう思いながら鴫島入江に向かうと・・・やはり誰もおりませんでした。

 

土日は全国からの釣り人で混雑する能登島ですが、この時期の鴫島入江は

空いてました。

 

 

まずは赤い竿をテトラ護岸の際へ近投しておいて、

 

本気の投げ2本を遠投しました。

 

 

明るいうちは、残っていたアオイソメを使い切るために、2匹掛けして放り込みました。

 

冬のカレイ釣りのまんまの仕掛けです。

 

 

 

だーれも居ないし、のんびりと時間が流れました。

天気がいいし、景色がいいし、静かだし、

やはり能登半島へ来て良かったなと思います。

ハマダイコンの花がきれいですね。

この場所は冬のイシガレイしか釣れない場所だと、誰もが知っています。

だからだーれも居ない・・・でもそんな場所が穴場なんですよ。

 

 

しばらくすると、近投した赤い竿がビビビッと揺れたので、回収してみたら、

ハゼの仲間が釣れました。

丸セイゴ15号によく食いつきましたな。

 

 

さらにその後、遠投していた竿に大きなアタリが出ましたが、

期待して巻き取ると手応えも無く寄って来て、ピンギスが掛かってました。

 

 

さてと、いよいよ夜釣りの開始です。

蚊取り線香を置いて、虫除けの準備。

 

 

アオイソメも使い切って、いよいよ6発しかないユムシ弾に期待を込めて投げ込みます。

 

 

丸セイゴ15号の針を大きいユムシのどの部分に埋め込んだら良いのか?迷います。

丸飲みしてくれたら確実に掛かりますけど、そんなデカい口の魚が居るのか?

たぶん端っこだけを咥えるんじゃないか?

 

 

 

昔から使用している自作の洗濯バサミのストッパーです。

なかなかスグレモノですよ。

大きなアタリが出たら、道糸に引っ張られてクルッと回転して、

鈴がチリンチリンなりますから。

そのあと、鯛系の魚ならスルスルと道糸が出てゆきますから。

 

 

PM20:00 日が暮れて、真っ暗闇になりました。

周囲に灯りなんてまったく無くて、穂先に付けた3つの赤いLEDライトしか見えません。

背後の森の中で鳥がギャーギャー啼いているのがとても不気味です。

夜空には奇麗な星空・・・今夜も北斗七星と北極星が奇麗に見えました。

大変ヒマです。

何か起こってくれよ。

赤いLEDライトが全く動きません。

退屈だ。

PM21:00まで何も起こらなかったら仕舞って東京へ帰ろ。

・・・

・・・

・・・

岸壁の上に座って、スマホを見ていたら、とつぜん、鈴が騒がしくなりました。

うおーっ、アタリやん。

 

不意を突かれて、油断していたので、慌てました。

ヘッドライトで照らすと、おっ、近投の赤い竿のラインがだら~と出ていました。

竿を持って、リールを巻こうとしたら、後ろの田んぼへ足を取られて、

ドテッ、こけてしまいました。

手に持った赤い竿の竿先のLEDライトにラインが絡まってうまく巻き取れません。

それでも、竿を立ててしゃくると、ズシッと重たく、グイグイ引き込む手応え。

なんとか穂先の絡まったラインをほどいて、リールを巻くと、

まだ魚は付いてました。

リールをゴリ巻きして、海底から魚を浮かして寄せてきて・・・

ヘッドライトで照らすと・・・

おおーっ、チヌやん。

ヨリトリゴムに絶対的に自信があるので、そのまま抜き上げました。

 

 

 

 

 

ナイフで〆て、メジャーをあてると、45cmもありましたわ。

 

もうこれで十分ですわ。

 

このあとPM21:00まで続けましたが、終了しました。

いそいそと仕舞いこんで、秘密のアジトまで戻って、すぐに魚の下処理をしました。

ハラワタを取り出そうとして、腹を開けたら、卵を持ってました。

乗っ込みの季節はもう終わっているはずなのに。

 

 

釣り上げて約1時間ほどで下処理を済ませました。

氷詰めにして、鮮度を保たせて、東京まで持ち帰りました。

 

 

 

以前から思っていたことですけど、せっかく能登で釣り上げた美味しい魚も、

東京まで持ち帰るには、何処かで下処理する場所が必要だと思ってました。

今回はそれを試す良い機会だと思いました。

 

 


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