以前から富山県東部でカレイが釣れるポイントは何処なんだろう?と
探してました。水橋フィッシャリーナなど昔からよく知られている場所は
最近パッとしないようで、ほとんど情報がありません。
グーグル地図と睨めっこして、アタリを付けて、自分で試してみるしか
ないようです。
航空地図を見て、以前から気になっていた黒部川近くの生地漁港の南側で
竿を出してみることにしました。
マップファンのルート検索によると、深谷の自宅から生地漁港まで290km。
今回は4月に入ったので、深谷から上越までの区間はルートを上信越道を
通らずに、関越道と国道253号を通るルートを選択しました。
しかも上越から生地漁港までの区間は90kmの距離を国道8号だけを使用して、
高速道路は関越道(上里SA-六日町IC)120km,割引2,160円 のみ使用しました。
4月4日、阪神タイガースが巨人に( 神7-2巨 ) 勝利したのを見届けてから、
PM21:30 深谷の自宅を出発。上里SAから関越道へ乗り込み、塩沢石打SAで
時間を潰して日付が変わる午前零時を確認してから六日町ICで降りて、
国道253号を走りました。国道253号を上越まで約70km走って、フィッシャーズ
上越店でアオイソメ2,000円だけ購入。上越から国道8号を90km走って、
生地漁港には5日AM3:30に到着しました。
暗いうちから三脚を立てて、せっせと陣地を作って、4本の竿にアオイソメを房掛け
にして、広角にドボンと放り込みました。
足場は非常に安定していて、歩きやすいですが、波打ち際には海苔が生えていて、
濡れているところはヌルヌルでとても滑り易いです。
AM4:30 釣りスタート。
足元は海藻が繁るシモリですが、少し投げると水深の無い平らな砂地でした。
めいっぱい投げると、着水と同時にラインが出てゆく深みになり、
足元の浅い海底から急激に深みに落ちてゆくエッジの部分で、巻き取り時にラインが
擦れて、重たい感触が伝わってきました。
投げ込んですぐに竿先をビリビリ震わす小さなアタリが連続して続き、最初から
最後まで、季節に似合わないエサ取りによる猛攻を受け続けました。
何処へ投げ込んでも、すぐに竿先が震えてジビジビ齧られて、回収すると素針に
なって戻ってきました。たまにコツコツと明確なアタリが混じりますが、まったく
針に乗りません。丸セイゴ15号では大きすぎるのか。
針の結び目に被せた赤パイプは無傷なので、おそらく、針にも乗らない小さなフグが
齧っているのだと思います。
右側には生地漁港。
竿をめいっぱい遠投しても届かないけど、だけどかなり近い場所に遊漁船が並びました。
アジが回遊しているのでしょうか?
肉眼で見える距離に居るので見てましたが、だれも釣れていないようです。
周辺にカモメなどの鳥が皆無なので、魚が居ないのでは。
フグのエサ取りにお手上げです。
続けていればそのうちカレイが来るかもしれませんが、竿4本を休む暇も無く回収して
投げ直すのはとてもしんどい作業だったので、途中でほったらかして放置してました。
見てください、真っ白な富山の山々を。
4月だというのにまだ真っ白い雪山を見ていると、心が洗われます。
毎日この雪山を見られる富山の人って幸せだなあ、とても羨ましく思いますよ。
AM8:30
ほったらかしにしていた竿を回収しようとして、空アワセを入れると・・・
グーンと重たい感触がありました。
うっ、こ、これはもしや、カレイ様ではないのか?
でも重たいけど抵抗しないな。だけど浮いてこないしカレイかも。
神様、頼みますから重たいコイツがカレイでありますように。
神様に祈りながらリールをグリグリ巻いてくると・・・
あらら、お星様でしたか。残念でした。
でも、砂浜型のヒトデなので、まあ、カレイに適した海底なんでしょう。
AM9:30
放置していた4本の竿のうち2本にエサ取りの正体が初めて掛かりました。
やはりコイツか。
白い斑点の小型のフグ。
クサフグに似てるけど違うコモンフグ。
針にも乗らないし、アタリも小さ過ぎるので、
別名ステルスフグと呼ばせてもらいましょう。
AM10:00 集中力が無くなったので終了しました。
カレイは釣れませんでしたが、貴重なデータを得ることができました。