田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

冬の秋月で美味しい葛湯を

2017年01月08日 | 朝倉

  秋月へ出かけました。正月明けの平日ということもあって、杉ノ馬場の店は殆どが閉まっていました。山裾にある秋月は冷たい風が吹いています。

 写真は藩の家老職を務めた旧戸波邸です。明治9年の秋月の乱では、当主の半九郎が首謀者に名を連ねました。

  杉ノ馬場の横には畑があり、大根を干しています。大根は寒風に晒されて乾燥すると美味しい漬物になります。向こうに見える建物は秋月中学校です。

  黒門です。シーズンオフの寒い日ですが、ぽつりぽつりと観光客がやって来ます。

 今日のお目当ては葛でした。この店は街道沿いにあり、古い商家を使っています。ホームページでは築260有余年と紹介していました。葛粉製造は文政2年創業といいますから、江戸時代から続く老舗です。

 写真の手前が食事処で、テーブル席や小上がりの座敷があります。向こうは売り場と帳場です。

 家内は葛餅を、私は葛湯を頂きました。写真は葛湯です。生姜粉が入っていて、甘い葛湯と合います。ここの特徴は九州産の本葛を使っていることです。 小皿の漬物は、当地特産の高菜漬けです。

 小学生の時に隣の家で葛湯を飲んだ(?)思い出があります。家内は片栗粉だったのではないかと言います。そうかも知れませんが、子どもながらに美味しかったです。昔のお八つはそんなものでした。

 帰りにお土産でもと思いましたが、さすがに本葛は値段が少々高めで、この次に訪れた時の楽しみとしました。

 

 

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