先月の下旬、梅林寺外苑に行きました。この梅林は60年ほど前、寺号にちなんで篤志家により整備されました。川岸にあるためか、ほかより少し遅れて咲きます。
紅梅を中心に見頃を迎えていましたが、まだ蕾の枝もあります。
梅の季節になると多くの人が訪れます。密になるような人出ではありませんが、この時期だけ茶店も営業しています。
外苑から寺の伽藍の方へ歩いていきます。
振り返ると左には経堂、向こうに外苑に行く門があります。
本堂の屋根と唐門。唐門前は剣先のある鉄柵で仕切られています。拝観拒絶の雰囲気が伝わってきます。
禅堂です。梅林寺は臨済宗妙心寺派で、厳しい禅道場があることで知られています。我が菩提寺のまだ若い住職もここで修業しました。定期的に境内掃除の作務奉仕もしているようです。
白梅の向こうは禅堂。
禅堂の白壁の前に椿。咲き具合からすると太郎冠者だと思います。
この椿は毎年、観梅のため人々が外苑を訪れる季節に盛大に花を咲かせます。白壁と花頭窓の意匠はモダンな印象がします。
外苑に戻ってきました。
梅林寺は筑後川の畔にあります。白い橋は新幹線、隣のトラス橋は鹿児島本線。橋梁の向こう岸は佐賀県です。久留米の人は博多方面からこの橋を渡る時、川岸に並ぶゴム工場を見て故郷に帰ってきたと実感します。
昨日、車を走らせていると卒業式の立て看板があり、交通誘導員が交通整理をしていました。県立高校の卒業式だったのです。この日の午前はうららかな春日和で、ショッピングモールでは、制服の胸にコサージュをつけた女子高生の一団が賑やかでした。
昨年、実家に行ったときに私の昔の写真を持ち帰って来ました。その中に高校を卒業した春、クラブ活動の同級生と詰襟姿で撮った一枚の記念写真がありました。思い出は一気に五十数年前のあの日に戻りましたが、モノクロームの写真は綺麗でみな若々しい。私の記憶の中ではもっと古ぼけたセピア色でした。
若い子たちを見ていると、卒業とは縁の切れた私も心が浮き立ちます。
昔を思い出して元気が出てきました。
梅がすごい!
久留米にこのような場所があるとは・・・
知りませんでした。昨日は卒業式で
私も学校の集金に参りまして若いころの
感激を味わいました
とても豪華な花が活けてありました!