田園都市の風景から

筑後地方を中心とした情報や、昭和時代の生活の記憶、その時々に思うことなどを綴っていきます。

久留米シティプラザの開館記念式に行く

2016年05月02日 | 日々の出来事

 久留米シティプラザの 開館記念式に招待されたので行って来ました。

 シティプラザは、老朽化した市民会館の後継施設として建設されました。地方都市では、文化会館などは広い敷地が取れる市街地のはずれに立地することが多いのですが、これは市街地のど真ん中に建てられました。市街地活性化の意味合いもあるのです。

 閉店したしたデパート跡地をメインに、銀行、イベント広場などがあった所の2街区にまたがった、少し細長い建物です。

 4月16日に一般見学会、27日に記念式がありましたので、写真は両方を載せています。

 シティプラザへ入る大階段です。階段は踏み面の幅が広く取られており、優しい設計です。手前は六角堂広場になります。プラザの一部で、全天候型の広場です。 16日の写真です。

  これは記念式の日の写真で、階段を上った所のロビーです。正面がグランドホール入口です。記念式そのものの写真はありません。

 記念式は大蔵流狂言方の茂山童司さんらによる三番三(三番叟)に始まり、式典の後、ブリヂストン久留米による吹奏楽の記念演奏がありました。

 プロによる能狂言は初めて見ましたが、良かったです。ブリヂストンは吹奏楽コンクール金賞の常連であり、全国トップクラスの楽団です。ほとんど管楽器だけで、芳醇な音色を醸し出します。久し振りに生の演奏を聴いて気が晴れました。

 

 グランドホールです。見学会の時の様子です。客席は1,500席ほどで、そう大きくはありませんが敷地が狭いせいか4階席まであります。

 気になるのは音響効果ですが、2月に客席を満員にして行った試験では設計通りの結果が出たそうです。

 

 

 

 演劇や舞踊の公演に対応している中ホールの「久留米座」です。まだ公開されていないので、パンフレットからの写真です。 

 

 記念式の日、階段下の六角堂広場では市民向けのセレモニーとアトラクションが行われています。

 戦後、この場所にあった商店街の中に京都の六角堂にあやかった堂が建てられました。もっとも久留米の六角堂は宗教や生け花とは関係なく、街頭テレビが置かれて商店街のシンボルとして賑わったそうです。私が大学生の頃までは堂がまだ残っていました。確か長椅子が置かれていて、休憩所だと思っていた記憶があります。 

  シティプラザがここに立地すると決まるまでは、箱もの建設につきものの色々な議論がありました。税金の無駄遣いであるとか、今の市民会館を大改修すればよいとの意見等です。

 私自身は、市民会館の改修に多額の費用をかける価値はないと思っていました。施設の維持管理と使い勝手の悪さに構造的な問題を抱えていたからです。 

 ともあれ新しい施設がスタートしました。私の懸念は中心市街地での立地だけに、キャパシティの関係で駐車場の問題や施設のバックヤードの使い勝手がどうなるかということです。地方都市は車社会なのです。これから先、私が主催者の側でこの施設を利用することはないでしょうから、観客として応援していきたいと思っています。

 開館記念式で資料が入った提げ袋を頂きました。ほかに洒落た記念グッズでもあるかと思っていたら、ボールペンと最中が2個でした。 

 関連記事がもう1回続きます。

 

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2 コメント

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初めまして! (mikki-21331k)
2016-09-19 10:22:29
私と同年齢位の方でしょうか?私も中2の終わりまで久留米の西の方に住んでいました。久留米は懐かしいですよ!たまに久留米の篠山城や天満宮に立ち寄ることがあります。
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今日は (九州より)
2016-09-19 10:35:55
コメント有難うございます。
私は学生時代を除いてずっと久留米在住です。
久留米に住んでいると、意外と篠山城には行かないものです。
中心商店街は寂れてしまいましたが、久留米は良い街です。
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