近くの百均の店まで買い物に行く途中、クマゼミの合唱が聞こえてきました。今年初めて耳にする蝉の鳴き声です。一方では梅雨末期を思わせる豪雨で被害が出ています。早くに梅雨明け宣言は出たものの、これまでは長い梅雨の中休みで、この雨が上がって本当の夏が来るのでしょうか。
先日は4回目のコロナワクチンを接種しました。会場の久留米アリーナへ行くと人が少なくて拍子抜けしました。会場も縮小されていて、予約時間の30分前に着いたらそのまま接種会場へ案内されて短時間で終わりました。以前のような緊張感はありません。日常生活が戻ってきているような気がします。九州では博多山笠も無事終わり、16日の夜は京都祇園祭の宵山が実況中継されていました。テレビを見ていて、学生時代にコンチキチンの祇園囃子が流れるなか、夕暮れの四条通を歩いた思い出が甦ってきました。久留米でも伝統の筑後川花火大会が3年ぶりに開催されます。通りには祭り提灯が吊るされて夏の雰囲気が漂っています。
コロナ感染者が急激に増えています。盆には長男家族が帰省する予定なので少々心配ではあります。
接種をすませてから図書館へ。田原総一朗の「堂々と老いる」を借り出しました。この手の本は内容が大体想像できるので読まないのですが、88歳にもなって現役で仕事をこなしているバイタリティに興味があります。以前「朝まで生テレビ」を見ていて、彼の無遠慮と饒舌に少々辟易した覚えがあります。でも歯に衣着せぬのが彼の持ち味です。この番組はいまも続いているといいますから驚きです。人と会って話すことが唯一の趣味という彼がいてこその番組でしょう。
ジャーナリストとしての彼のことはよく知りませんが、むかし彼が本で紹介していた「検索デスク」という総合検索サイトを現役時代から利用しています。横断検索の老舗ともいうべきサイトで、百数十項目のポータルサイトやホームページが分野別に整理されています。個人が運営している労作で、私のネットサーフィンには欠かせないサイトです。
「堂々と老いる」には二人の妻に先立たれた彼が、夫を亡くした高校時代のマドンナと家族公認で恋愛し、デートを楽しむ様子が書かれています。同書には人生を前向きに生きる多くのアドバイスがありますが、案外、異性との付き合いが「恋愛に年齢制限はない」と言う彼の元気の源ではないかと思ったりします。たしかに心のときめきは血をたぎらせ人を若返らせる。
公園の中の図書館。以前はここに体育館がありました。
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