アジサイを撮りに来たわけでも無い。
それでも正門からこの坂道を辿らないとどこにも行けない。
大回りして躑躅や石楠花が咲いていた道を辿る。
人混みは避けたいからだ。
それでもヤマアジサイは咲いている。
(2018.06.25 森林植物園)
☆
紫陽花の頃にはここも大勢の人々で賑わう。
丁度梅雨の合間の、つかの間の晴天予報だったので
紫陽花には少し早かったけれど大勢の入園者。
観光バスも何台か止まっている。
少し早い紫陽花に落胆の声も上がる。
私たちは、既に咲き終わっていたコアジサイに落胆する。
人の都合で花は咲かない。
▲ かつて「幻の」が冠せられていたヤマアジサイ。
何事にも、稀少、幻、唯一の…が売り文句になる。▼
(2018.06.09 森林植物園)
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東門近くに二種類のヤマアジサイ。
清澄沢と黒姫。
黒姫は日蔭だったから今日は清澄沢を撮っている。
ヤマアジサイ(山紫陽花)Hydrangea serrata(Hydrangea macrophylla ssp. serrata)
ガクアジサイ(額紫陽花) アジサイ科アジサイ属 Hydrangea macrophylla f. normalis
セイヨウアジサイ(西洋紫陽花) Hydrangea macrophylla f. hortensia
アジサイ Hydrangea macrophylla f. macrophylla
(2018.06.02 須磨離宮公園)
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【再掲・覚え書き アジサイの花色】
アジサイの花は咲き進むと葉緑素が失せてアントシアニンが合成され、アルミニウムイオンと結びついて水色になる。
咲き進むと酸性度が高くなって赤味を帯びてくるのが普通だが、土壌のpHも影響する。
土中のアルミニウムは酸性土だとイオンとなって吸収され、アントシアニンと結合して青色を発色する。
アルカリ土壌だとアルミニウムイオンは少なくなり赤味を帯びる。
リトマス試験紙では酸性で青→赤、アルカリで赤→青だから正反対。
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去年の須磨の紫陽花
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