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HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

2005.11-2

2004-12-16 | 過去ログ


コスモス
何だか、忘れ去られて様に今年のコスモスは咲いている。
世間で、秋桜の話が飛び交っていた頃、大船のコスモスは殆ど咲いていなかった。
最初に、丁子咲きや筒咲きなどが咲き、「普通のコスモス」が今頃になって元気だ。

コンギク
栽培種の紺菊だろう。
ノコンギクは、野に咲く紺菊だけれど、ここまで濃くは無い。
♪ 優しい野菊 薄紫よ~ ♪ の野菊は、ここまで濃い紫のイメージにはならないと思うのだけれど。

サクラ 十月桜
そう言えばこの十月桜は、今年冬に梅を撮りに出かけた時にも咲いていた。
ハム次郎さんとご主人に出会って、小雨に煙る白梅・紅梅を撮ったなぁ。
同じ年に、同じ場所で、同じ桜を撮る。 何か、味があるなぁ~。
今日は、午後の三時過ぎの訪問。竜胆とこの花を撮っただけ。
自転車転がして帰るから、門前の喫茶店には寄らずに。

サクラ
誰も居ない、芝生広場。
普段は、幼稚園児や小学生がお弁当を広げている。
デジカメ持った最初の秋、この桜の枝に残った枯れ葉を、熱心に撮っていた。

サクラ 十月桜
東京駅から、皇居東御苑に歩く途中の、和田倉門の前にある噴水広場。
そこを通って地下鉄の五つの路線が交差している大手町駅へ。
朝の通勤経路が一つ増えた。
一般公開されている時間は朝九時からだから、少し急ぎ足で本丸跡に登れば、
後に、染井吉野の紅葉を従えて、十月桜が満開だ。
三の丸には、武蔵野の、秋の野の花が咲いている。
春の桜狂想曲とは違って、落ち着いた気持ちになれる場所。


サツマノギク 薩摩野菊 キク科キク属  Chrysanthemum ormatum
菊花展の展示には思いがけず、幾つかのノジギク、ノギク類があった。
小石川では、分類園にキク科の花たちが並んでいるし、
立ち入り禁止区画だけれども、藤などが鑑賞できる区画に、幾つかの野生種が植えられている。
この「サツマノギク」も、最初そこで撮ったけれど、これほどまでには綺麗な花姿ではなかった。
確かに、自生しているノギクの類は、道端に咲き乱れているイエギク同様、
手入れをされることなく咲いているものだから、どこか汚れているのが自然なんだよね。
【大船のノギク類】
オオシマノジギク   ワカサハマギク  キクタニギク  アワコガネギク 
シマカンギク  シオギク  キイシオギク   ヒノミサキギク


サフラン アヤメ科サフラン属 Crocus sativus 属名はクロッカス。
だから、秋咲きクロッカスと呼ばれている。
春に咲く花に、このサフランとそっくりで花色はピンク系のものがあり、
「サフランモドキ」の名前を付けられている。
そちらは、Zephyranthes carinata。
「ゼフィランサス」と呼びにくいから、サフランモドキと付けられているのだろうけれど、
こういう名前の付け方が混乱を招く因になっている。


サンザシ 山査子
西洋山査子。 春に、かなり目立つ「ミニ薔薇」が咲いていた。
サンザシもバラ科だから、花の後の果実もローズ・ヒップ風。


シセントキワガキ 四川常盤柿
鳥が啄ばんだのではない柿が、幾つか落ちている。
子供達が居なかったから良いのだけど、いい年した大人が、
「食べられるのかしら?」なんて言いながら、平気で小粒の柿をもいでいる。
「グミみたいだから、茱萸の味がするのかな?」 と、別の人が手を伸ばす。
カメラの邪魔にならないけれど、腹の立つことだね。


シマカンギク 島寒菊 キク科キク属 Dendranthema indicum 島に咲く寒菊。
だけど、島にはさほどに多くは無いから、牧野富太郎博士は別名を提唱した。
その名前は、アブラギク。 謂れを説明されないと、こちらの方が解り難い。


シラヤマギク
野菊、と一括りにされている秋の野に咲く菊の中ではかなり貧相に見える。
それでも改良されて庭に栽培されている菊よりも、優しい。
偏見だろうけれど、野に咲く花を野辺で見ているとそう思える。


シロミノコムラサキ クマツヅラ科 Callicarpa dichotoma var. albifructus
これも、学名付与のルールからだと、コムラサキシキブの変種扱い。
ムラサキシキブは、Callicarpa japonica だから、
「シロミノコムラサキ」と書かれている事の方が多いし、正確な表現になる。
【訂正】 上述の通り、ムラサキシキブの白実品種がシロシキブ(Callicarpa japonica f. albibacca)と呼ばれる。
コムラサキ(Callicarpa dichotoma.)の白実変種は、
シラタマコシキブ、 シロミノコムラサキ(Callicarpa dichotoma var. albi-fructus)
- 2008.06.23追記 -


シロヨメナ
新林の田んぼの端に、シロヨメナの群生場所があった。
大船でも、森の小道に咲いている。
野菊で一括りにされる花たちの区別は、
見た目だけでは難しいのだけれど、なんとなくシロヨメナだけは解る。
清楚な感じには違いないのだけれど、どこか粗野な部分を持っているシオン・紫苑に近い種類だからだろう。


セニンソウ 仙人草
仙人の髭、まだ撮っている。
【今年のセンニンソウ】 大船  向島  片瀬  光則寺 大船・果実  片瀬・果実  光則寺・果実  大船・果実


センニチコボウ 千日小坊 ヒユ科アルテルナンテラ属 Alternanthera porrigens
撮り方が少しひねくれているので解りにくい。
「センニチコウ」のもっともっと小型。
名前も似ていてややこしいけれど、一つ一つの花は、やはり千日紅ソックリ。
タダ、花が小さくて、花茎がどんどん伸びているので、貧相な姿に見えてしまう。


センリョウ 千両
正月の定番、そろそろ花屋の店先に並ぶだろう。
マンリョウは下向き、センリョウは上向き。


ソバ
藤沢・六会にある、日大のサークル活動にも利用されている場所なのだろう。
ここには、蕎麦が育っていたし、刈り入れ、脱穀の終わった藁が干されていた。


タチアワユキセンダングサ
花茎が立っているか、這っているか。
花は殆ど見分けが付かないくらいだし、周りに「雑草」もないから、
ここでは伸び伸び育ってしまって、這っているはずのものが立っていたり、
伸び過ぎて風に倒され這っているのもある。
やはり、自然に育つものたちは名前の通りには育たないし、
中には自然に交雑するのだろうし、これが正真正銘タチアワユキセンダングサだと特定する証拠はない。
だから、詳しい識別は科学鑑定…、なのだろう。


ダイモンジソウ 大文字草
ユキノシタ同様に、少し湿気のある場所に咲いている。
山路では、思いもかけない場所に咲いている。
自生している場所とは違って、栽培種は立派な株に育っていたり、ピンクもある。


チャイニーズ・ハット クマツヅラ科ホルムショルディア属 Holmskioldia sanguinea
なんて書かれても、何のことかよく解らない。
英名を訳した、チャイニーズ・ハットも、帽子の実物を知らなければ解らない。
もうひとつの別名、カップアンドソーサーは何となく解りそうだ。
新宿御苑・温室では、「テングバナ」の名前が付いていた。
こちらの方がよく解る。 だけど、カタカナ書きだったから、「天狗の鼻」なのか、「天狗の花」なのかが解らない。


ツタ 蔦
新林から、川名に抜ける近道には、ちょっとした小山があって、その西斜面の下は道路。
土砂崩れ防止の為だろう、しっかりとコンクリートで法面は固められている。
その垂直に近い法面には、蔦類がびっしりと壁を埋め尽くしている。
樹木に絡みついた蔦類とは違って、水分が一気に抜けるのだろうか、
赤く色付いた葉は、直ぐに枯れ落ちてしまっている。


ツタバウンラン
鎌倉を走っていると、谷戸の斜面やそこに建っている家の法面に咲いているこの花をよく見かける。
地面に匍匐しているのではなく、斜面にぶら下がっている。
蔦葉、そのとおりの葉。
蔓が四方に伸び、花は一見するとトキワハゼや、ムラサキサギゴケ。
故郷の浜に咲き乱れていたマツバウンラン。


ツリバナ
マユミと間違える。 ニシキギとも間違える。


ツワブキ
秋の花、秋の菊。
趣は菊とはかなり違っているし、不思議だけれどこの花も陽だまりと言うよりも、日陰に咲いている。
だから、明るい陽射しの下で撮ると、黄色がやけに鮮やかに見える。
葉も輝いて見えるから、艶葉蕗なんだね。


ツワブキ
艶のある、蕗の葉に似た花を付ける菊の仲間。
だけど、他の菊たちとは違って、群れて咲く、のイメージは無かった。
むしろ、家の玄関脇の小さなスペースなどに、ひっそりと咲いているイメージだった。
ところが、最近、自転車で鎌倉を走り、帰路極楽寺辺りの崖に咲き乱れていたツワブキを見て、
場所さえあれば群生するのだ、そう思った。
そして、この図。 広がりが充分に見えないけれど、一面の黄色だった。


テイオウダリア Dahlia imperialis
帝王ダリア、ダリアの王様の意味だろうか。
とにかく圧倒されるサイズ。
圃園では別の株がかなりの数の花を咲かせているのだけれど、
残念ながら立ち入りは制限されている。
ダリアは、さほど好きな花ではないのだけれど、
一重の花が優しい、なんて 勝手な言い分の女房殿。
それでも、小石川では何枚か撮っていた。
大船ではテイオウダリア、小石川ではコダチダリア。


デンマーク・カクタス
最近殆ど入らなくなった温室。
季節の花たちが鉢植えで展示されている、出口の前にある部屋には、
シャコバサボテンの類、ポインセチアの類が展示されている。
クリスマス・カクタス、デンマーク・カクタス。
「蝦蛄葉」、「蟹葉」は葉の違いだけど。


トキワサンザシ
橙色と赤色。
二種類の果実が並んでいると、ホソバトキワサンザシ、トキワサンザシ、ヒマラヤトキワサンザシの違いを探したくなる。
それでも、橙色と紅色が並んでいると、なんとなくだけどトキワサンザシ。


ナカガワノギク Dendranthema yoshinaganthum
ナカガワは、幾つもある。
栃木・茨城の境になっている那珂川、九州・福岡にも同じ漢字の那珂川が流れる。
このキクは四国・那賀川に咲くノギク。
去年ひょんなことから知ることになった「カワラノギク」を、
大船植物園の熊坂さんに特別に見せていただいた折のこと。
「なかたにさん、兵庫県の花はノジギクでしょ??あれは、本当は海岸性じゃないんですよ。
野路の菊だから普通は野原に咲いていたそうですよ」
「そう聞いたことがありますね。アシズリノジギクはその変種でこちらは文字通り足摺、
海岸べりに自生地があるようですけど…」 と、暫く野生菊談義。
「そうそう、なかたにさん。今度は小石川にいらっしゃいよ。
あそこでは、ナカガワノギクや、ワジキギクが見せてもらえる、四国のノギクですから見て下さいよ」
確かに、大船のように手に取る位置には無かったけれど、
それでも季節には桜のトンネルが出来る場所に、野生菊が「保護栽培」されていた。
オオシマノギク  サツマノギク  シマカンギク  キイシオギク  カモメギク  
キクタニギク  ワジキギク  シラヤマギク  シロヨメナ  リュウノウギク  カントウヨメナ  ハマギク


ナルトサワギク 鳴門沢菊

(2005.11)
画像下のコメントは原文のまま、撮影順にはなっていない。
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2005.11-1 -2 -3 -4



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