HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

アブラチャン(油瀝青)

2017-11-29 | 木本 冬芽・葉痕

クスノキ科シロモジ属 Parabenzoin praecox.
漢字で書くと、「油瀝青」。 
「油ちゃん」ではない。
花や木や昆虫、鳥などを「何々ちゃん」と呼ぶのは大嫌いだ。

葉が広がる前に緑がかった黄色の花を咲かせる。
クスノキの仲間だから葉が茂ると、独特の香がする。
大船の森の小道にさほど大きくは無いけれど育っていた。
同じクスノキ科のダンコウバイ(壇香梅
クロモジ属)も
似たような花を春先に咲かせるし、クロモジの方は薬草園の南の端に一本育っている。
大船の薬草園には何度も通った。
今は改装中で来春までは足を運べない。










▲ 球形の花芽は普通2個、時に3、4個付く。▼



▲ 仮頂芽は葉芽、下に花芽1個と葉芽。



▲ 尖っている方が葉芽、側芽も葉芽、丸いのが花芽。クロモジそっくりのファイティングポーズ。
クロモジと同じく、花序枝が明瞭にあることが冬芽でもわかる。




アブラチャン(油瀝青クスノキ科シロモジ属Parabenzoin praecox
(2017.11.24  東京・小石川植物園)


大昔、大船で撮った花、アブラチャンは雌雄異株、これは雄花。
名前は油分の多い果実が出来ることに因る。

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富士山 久し振りの小石川、また1 -2 -3
何年振りかの小石川


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