薄桃色、濃桃色、時に白色の花も見かける。
おおむね花壇の花。
時折はみ出して草はらに彩を添えているのだけれど雑草に見えてしまう。
▲ この程度の「粘液」で虫が捕らえられるとも思えないし、蜜のある部分は上にある。
受粉の手助けをしてもくれないのに這い上ってくる蟻に、花弁を齧られたり蜜を獲られない知恵か?▲
▲ 名前はナデシコだけれど、やはり花の構造はシレネ(マンテマ)。
花筒(萼)は長いけれど、多くのシレネ属の花とは違って膨れない。▼
▲ 花筒(萼)の先端部分は花弁より赤い。花冠が萎れても中心部の副花冠は残っている。▼
▲ 花冠、副花冠ともに桃色だけれど、花冠が萎れて落ちる頃には副花冠は少し濃くなる。▼
▲ おしべが先に花粉を撒き、遅れてめしべが顔をだす。▼
▲ 三叉しながら草丈を伸ばしてゆく。▼
▲ よじ登ってくる「役立たずの蟻」対策? ▼
(2022.05.20 船上)
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ムシトリナデシコ(虫取り撫子) ナデシコ科マンテマ属 Silene armeria
(2022.05.23 八木)
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▲ 茎の途中にある粘液が染み出ている部分で動けなくなっている蟻 ▲
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ムシトリナデシコ2021 ムシトリナデシコ 薄桃2020 シレネ・ペンデュラ2018 シレネ・カロリニアナ2022
シレネ・デイオイカ2022 マンテマ2022
茎の途中で蟻が動けなくなっているところ・・・見させていただきました。
こいもはその粘液の部分に触れてみなかったのですが、粘着力はどれくらいなのでしょうか?
触れてみなかったことに今、後悔しています。
ムシトリナデシコだって何か訳があってのことでしょうから・・・
もう少し理解できたらと思うのですが、
もっと注意してみつめませんといけないですね。
花冠と副花冠の関係も見させていただきました。
ありがとうございました。
一部茶色くなっている部分に粘液が出るようで、確かにべたつきます。
それでもほかのシレネ属の植物ほどにはべたべたした感じはありませんね。
蟻がそこに張り付いている?場面は何度か遭遇するのですがそれほど強い粘性があるとも思えないですね。