HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)

2021-07-07 | 夏 樹木 果実・葉

豪華すぎて余り撮らないカシワバアジサイの花。
一重もそうだけれど、八重は特にそう感じる。
その豪華さが良いのだろうけれど、画像に残っているのは冬芽・葉痕。
花も葉も無くスッキリしている?から撮っていた気がする。
紫陽花の類には装飾花、筒状花の違いの面白さもあるにも関わらず…だ。

花は終盤だからと、もう一度確認した。
やはり見落としている部分が幾つもあることに気付かされた。


▲ 花期の終盤、上向きの三角錐だった花穂は重さで殆どは下向きになっている。
重さを感じてしまうこの姿がどうも気に入らない。▼




▲ 太い主幹から出ている花柄もその先の花も伸びきっている。▼



▲ 花序枝から伸びた花柄、その先に幾重にも重なる「花」をつける複雑な構造。
その花柄から先を一つの花の単位とするのだろう。
横からだと重なって何処までが萼片か区別出来ない。すぐ下に2枚見えるのは苞片だろうか。▼



▲ 花期の終盤、萼片部分が色付いてくると先端部分の汚れが目立ってくる。▲

▲ このゴタコダ感が撮る気持ちを無くさせるのだが、幾つか気がついていない部分も見える。▲

▲ 主幹から花序枝が伸びる。大きな葉は総苞片の位置づけになるのだろう。
その先に何本かの花柄が枝分かれして付いている。▼

▲ よく見ると、花柄の途中にも幾つかの小さな「花」が咲いているし、姿はもっと小さいけれど
蕾も幾つも付いている。▼

▲ この位置にある「花」は、今まで全く見逃していた。新しい花序?? ▼









▲ 花期の終盤、この「花」の存在を今まで見逃していたことに気付いた。▼



▲ 一重のカシワバアジサイの場合は、装飾花の下に幾つも筒状花が咲く。
八重の場合は、変則的な付き方で花柄に幾つもの「蕾」が並んでいる。▼

▲ 開花したものを今まで見たことは無かったけれど、小さいながらも花弁・おしべ・めしべが揃っている。
ただこれを筒状花と呼ぶのかどうかは分からない。▼


カシワバアジサイ(柏葉紫陽花)
 アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属 Hydrangea quercifolia
(2021.07.05 大道町)


▲ 花オレガノ どことなく似ているのだけれど、花オレガノの場合は目立つのは苞葉 ▲
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カシワバアジサイ 冬芽・葉痕 葉の展開の頃 花後
ガクアジサイの花 セイヨウアジサイ ウズアジサイの冬芽・葉痕
 八重咲き


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2 コメント

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カシワバアジサイ (こいも)
2021-07-08 15:19:23
林の子さん
本当にわかりらずらいカシワバアジサイですね。
ごちゃごちゃしすぎて頭の中がまとまりません。
理解できるのはいつのことになるのでしょう・・・?
何度も何度も・・・です。
また綺麗な画像を見させていただきに参ります。
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ゆっくりと…です。 (林の子)
2021-07-08 15:54:48
私も知らなかったことが幾つか分かったのはゆっくりと時間がある時に
自分の目で確かめながら画像に残せたからだと思っています。
自分で気がつかないことでも、こいもさんの画像で気がついて
もう一度自分でその部分を確かめておく。
やはり気がついていない部分が幾つかあることに気がつきました。
ゆっくりと…ですね。
詰め込みすぎるとどこかに歪みも出てしまうでしょうから。
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