HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ウシオツメクサ(潮爪草)

2018-04-25 | 春 赤・桃色系

気になる花ではある。
近くにウスベニツメクサが砂地の上に広がっているのだけれど
この一角だけは海からの風がボウムギに保護されてでもいるようだ。
お陰で強い風の影響は無いのだろうが、広がれないでいる。


▲ 花弁以外に腺毛が目立つ。▼

▲ 殆どの花はおしべの本数が5個程度までだ。
ウスベニツメクサは10個程度はある。▼






(2018.04.22 林)

自宅から浜に出るときは、海に伸びた道を走る。
200㍍程度だけれど、微妙に右に折れている。
海からの強い風が真っ直ぐ通り抜けないように…とそんな工夫がされたのだと聞かされた。
その道を突き抜けた辺りにウスベニツメクサ…と近寄った。
何カ所も広がっているから気にもかけていなかったのだけれど
少し様子が違っていたので自転車を止める。

たぶんここに毎年咲いていたのだろう。
ボウムギが茂っているから見落としていたと言うことだ。


▲ 近くにはウスベニツメクサの一群、そこから広がってきたのか。▼



▲ 場所柄、海風には晒されるけれど潮をかぶることは無い。▼





▲ 茎葉にも腺毛は見られるが目立つほどでは無い。▼



▲ 上部の葉、萼、花柄の腺毛はかなり目立つ。▼





▲ 何より目立つのは花冠基部の白、ウスベニツメクサよりも全体に薄い。▼









▲ おしべは多くても5個止まり ▼









ウシオツメクサ(潮爪草)
 ナデシコ科ウシオツメクサ属 Spergularia salina(=Spergularia marina
(2018.04.21 林)
ウシオハナツメクサ(潮花爪草)Spergularia bocconi(=Spergularia bocconii)との区別には幾つもの解説。
取っつきやすいのはおしべの数だろうか、茎にまで繊毛が生える事だろうか。


▲ ウスベニツメクサは何年も見ている。 花色、おしべの数…。
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ウスベニツメクサ



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