HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ギシギシ

2012-11-30 | 草 果実・種子

スイバ、ヒメスイバは何度も撮っている。
花も撮っている気がするけど、熱心には撮った…と思えない。
ギシギシは、その二種に比べても対象外だったから殆ど撮ったことはない。

スイバ(スカンポ/Rumex acetosa)に似ている。
スイバの
葉は基部が矢尻型、ギシギシは丸い。
名前の由来は諸説だが
種子が稔るとギシギシという音が出そうな質感のある花穂から。

今日はベニシジミにつられて撮っている。
こうして幾つかの撮らなかった雑草類が撮る対象になってゆく。






ギシギシの花は、花被片(花弁はなく萼片)6個、雄しべ6個、雌しべ1個
果実は不規則な鋸歯のある内花被片が肥大して種子を包んでいる
中央部分にあるコブ状の突起が目立つ

ミナミトゲヘリカメムシ
 
(2012.07.07 新明町)

「羊蹄」を「シ」と読むことは、牧野富太郎博士も言及されているし、深田久弥も日本百名山の後方羊蹄山の章で触れている
後方羊蹄山は「シリベシ」である…と
これを「ウシロヨウテイザン」と今では呼んでいる
それが時代なのですよ…と、したり顔の山やも多くなった
そうだねぇ~、シロウマがハクバになって久しいからねぇ~と昔の山ヤ
(2012.07.18 松江)






(2012.08.18 森林植物園)






 


 (2012.08.18 森林植物園)




 


 
ギシギシ(羊蹄) タデ科ギシギシ属 Rumex japonicus
(2012.10.25 新明町)
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ギシギシの花



4 コメント

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びっくりしました! (とんちゃん)
2012-07-09 13:59:04
あのギシギシが大きく迫るとこんな風に見えたのですね!!!
なにしろギシギシってごちゃごちゃのかたまりで邪魔くさくて見るからに雑草然としているし近寄って見る気にもなれませんでした。
でもそんなこんなの感想は一変するほどひきつけられてしまいました。
このように個性があったなんて思いもしないギシギシでした~
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撮らなかった雑草類 (林の子)
2012-07-09 23:31:29
とんちゃん、こんばんは。
いつも丁寧なコメントを頂き、恐縮です。
「花」ばかり撮っているよりも、植物の深さを勉強している方がおもしろくなってきて、画像もだんだんと変わってきました。
植物図鑑などとは違って、興味のある撮りたい部分を撮るには、やはり少しは勉強も必要かな…と、今でも感じます。
気がつかなければ撮ることのなかった雑草類も、仕組みに興味を持つと撮っておきたくなりますね。
だから余計に花壇の花を敬遠してしまうようですから、注意はしていたいと思います。
ギシギシ、アレチギシギシ、普通は撮ろうとは思わないですね。
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マクロの世界 (庭のzassou)
2012-07-10 00:54:38
子供の頃から見ていたギシギシ
おままごとにも使っていましたから びっくりです
こんな姿だったんですね 

カヤツリグサや林の子さまのブログには花と言えない花がいっぱいで楽しく拝見しています
今年はあぜ道だったりその辺の雑草を撮る機会が減ってしまいました
林の子様のブログを拝見しながら 
あぁーーー 最近みてなぁーい と残念に思っています
カメラの具合が悪いのか 気持ちの余裕がないのか
あまり思うように撮れない 
そんなこともあるのですが
そちらで見せて頂いて満足しちゃってるのかも
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撮りたいもの… (林の子)
2012-07-10 10:03:41
庭のzassouさん、おはようございます。
花壇作りも、家庭菜園も無縁の私ですので、撮りたいものは出歩かないといけません。
ですから、これが撮りたい…と思うものしか撮れません。
ブログ拝見していると、庭のzassouさんの今はたぶんお孫さんの日常が一番撮りたいもの。
日々の成長やちょっとした変化が、一番の画像になると感じますね。
私も写真を始めた高校時代は、公園で遊び回る子どもたちの写真しか撮りませんでした。
いつも見慣れている花などは興味の外でしたから。
カメラの向いている先にあるものが、撮りたいもの…なのだと思います。
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