中軸に毛が密につくものを区別してケチヂミザサとしている。
殆ど毛のないものはコチヂミザサ(var. japonicus)とされるのだが
生育環境などでも違って来る…などと解説されると悩んでしまう。
それでも確かにこれには毛があるし
毛のないものに比べて花数は多い。
▲ 毛がある。花数は格段に多いから見間違える事は無い。
区別するかどうかは意見が分かれるのだろうけれど、一瞥して区別出来るのだから区別する。▼
▲ 小穂には二つの芒、長い方が第一包穎の芒、短い方が第二包穎の芒。
半透明だっためしべがほんのりと薄桃色に染まり
果実を結び始めた花は、この芒の先からが粘液をだして動物にひっつく。▼
▲ 光の具合だろうか、毛が見えないものも時折混じっている。
▲ 白い髭を貯えているのがめしべ、半透明がやがて薄く赤みがかってくる。
▲ 長短見える芒の先から粘液が出る。
衣服につくと厄介なひっつき虫。触るとベタつく。▼
▲ 白いめしべが、先端部分から少し赤みがかってきている。▼
ケチヂミザサ(毛縮笹) イネ科チヂミザサ属 Oplismenus undulatifolius var. undulatifolius
コチヂミザサ(小縮笹) Oplismenus undulatifolius var. japonicus
(2019.10.09 明石公園)
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チヂミザサ(縮笹) ケチヂミザサ(毛縮笹) チヂミザサ(縮笹)
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