HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ハゼラン(爆蘭)

2020-10-18 | 秋 赤・桃色系

発泡スチロールに僅かばかりの土が入っていた。
そこにハゼランが幾つも伸びている。
葉が広がり始めたばかりの株も幾つもある。


▲ 早く咲いた花は、既に赤い果実になっている。▼





▲ 果実の横にはまだ桃色の蕾も見える。蕾を包む萼片は左右に各1枚 ▼





▲ 花を支えていた萼片(2)は、赤い果実の時点では落ちている。▼





▲ 赤く見えない
果実は萼片がまだ残っているからだ、そう思っていたのだが
果皮の外側にある薄い皮膜の様だ。点々と見える桃色は蕾。▼



ハゼラン(爆蘭)
 ハゼラン(←スベリヒユ)科タリヌム属 Talinum paniculatum
(=Talinum fruticosum、=Portulaca fruticosa、=Talinum crassifolium
=Talinum triangulare =Portulaca triangularis サンカクハゼラン)
APGではスベリヒユ科→ハゼラン科
(2020.10.12 硯町・林)

 
▲ 果実の先端部分、三裂した各部屋は薄い膜、隔壁で仕切られている。  熟し切った果実は果皮が薄くなり、三裂して中から種子が零れる。▲
 

▲ 果実が幾つも出来ている。果実を覆っている萼片が枯れ落ちると赤色になる。 右はハゼランと同属の クサハナビ(草花火) スベリヒユ科タリヌム属 Talinum calycinum ▲
「花火」の名前だが、夜に咲くわけではない。
ハゼラン同様、午後になって咲くのだが、この花が咲いていた空き地は宅地化の為に無くなった。
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林のハゼラン 須磨のハゼラン


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4 コメント

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可愛くてとても綺麗ですね。 (こいも)
2021-08-09 22:31:46
林の子さん
素敵なハゼランを見させていただきました。
こいもにはまだまだとっても無理かもしれませんが、
少しでも良いものに近づけるよう頑張って撮ってみたいです。
「赤く見えない果実は萼片がまだ残っているから」なのですね。
こいもが撮ると萼片は2枚のように見えるのですが、、、?それで良かったでしょうか?
やっぱり3枚でしょうか?
桃色の蕾も可愛いですね。
ピッカピカの赤い果実がとても綺麗~~~
そして、(スベリヒユ科タリナム属)の植物なのですね。
クサハナビ(草花火)・・・まだ見たことがないですがとても可愛いですね。
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間違い。 (林の子)
2021-08-10 00:21:50
実物が近くに無いので画像からです。
「赤く見えない果実は萼片がまだ残っているから」の記述を訂正します。
赤く見える果実は萼片に包まれている…と見ていたのですが
果実画像を仔細に見ると、赤い果皮の上に薄い皮膜があって
それが果実そのものの赤を隠しているようですね。
実物を見かけたらその部分をしっかりと撮っておきます。
萼片は2枚ですね。
果実の頭部分が三角に見えるのは、めしべの柱頭が3裂しているので、果実も3室出来ているからでしょう。
学名も新しい分類体系では、スベリヒユ科からハゼラン科に移されていますが
スベリヒユ科としても間違いと言うことでは無いです。
あくまで学名は植物を系統立てて分類するためのものなので
どの体系を使うかは個人の自由だと思っています。
ただ同じ体系のものを使わないと混乱するので私は極力併記するようにしています。
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色々とありがとうございます。 (こいも)
2021-08-10 14:37:29
林の子さん
こいもの画像では良く見えないところがいっぱいありすぎて困っていました。
たくさんの細かいところを教えていただきまして、
心よりありがとうございます。
次は目的をしっかり持って撮ってみたいです。
いつもありがとうございます。
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人間の目。 (林の子)
2021-08-10 19:52:34
カメラの目と人間の目。
やはり人間の目は見たものを頭脳でもう一度見たい部分を再現しているのでカメラよりも数段上だと思っています。
ただ、人間の目が見ていない部分が写り込んでいることも多いので
撮った画像を仔細に見ておくことも大事なことだと思っています。
目的をハッキリ持ってさえいれば人間の目と同じ位に
見たいもの知りたい部分は撮ることが出来るでしょうね。
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