この花は、絶滅危惧種ではない。
キク科ヒゴタイ属 Echinopus ritro L.、和名ではルリタマアザミ。
瑠璃色の玉、薊の葉のように棘がある。
言い得て妙…、覚えやすい花壇の花である。
同属のヒゴタイは、九州・阿蘇地方の草原に咲く花だけれど、環境変化などで、自生地が激減している為、絶滅が危惧されている。
同じ環境に咲いていたハナハノブも同様だ。
環境変化の中では観光道路の開通、それに伴う人為的な害がかなりの部分を占めていることは、多くの草原植物に当てはまる。
懐かしい山、阿蘇の噴煙を見はるかす草千里やその周辺の草原に咲いていた筈の花は、殆ど姿を消しているそうだ。
六甲山周辺のササユリだって同じだし、どこかで歯止めを…なんてことは、今の時勢では無理難題に聞こえる。
広い道路沿いに咲いているこの花を見て、絶滅危惧の話をしても殆ど意味のない時代になっている気がする。
OCNブログ人 2008-07-10 13:43:29
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