![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/3b/87ae06974b4fc4e2fbeeb459147f5d14.jpg)
モミジバフウの赤い果実 考
赤味が目立つ果実は、去年とは別の樹にぶら下がっている。
だから、その年の生育状況によって違った仕組みが働いているのだと感じる。
そこで幾つかの落果を拾い集めてみた。
最初は緑だった果実は、樹上完熟すれば茶色くなり種子をばらまく。
だから、赤味が残っているものは、完熟していないものばかりだ。
樹上で熟したものは茶色くなっているし、落果した時には棘の間に種子が見える。
つまりは、果実に隙間が出来てそこから種子が飛び出している。
集合果のモミジバフウ、棘に見えるのは雌しべの柱頭が変化したもの。
赤く見えるのはそれぞれが子房にあたる部分で、種子が入っている筈だが
種子が飛び出す隙間が見えない。
紅葉のメカニズムが果実に当てはまるかどうか理解はしていないけれど、
本来緑色から茶色になって熟すはずの果実が早々と水分補給が断たれた結果なのだろうかと推論する。
赤味がかった果実が下がっている枝の葉は
他とは違ってすっかり葉を落としている…ものが多い。
☆
(2013.12.06 明石西公園)
やはり曇天が似合う…気がする。
モミジバフウ(紅葉葉楓) フウ(マンサク)科フウ属 Liquidambar styraciflua
(2013.12.08 明石西公園)
☆
--------------------------------------------------------------
今年のモミジバフウ フウとモミジバフウ
「赤くなる果実」がどこかしこにあれば、どなたかが丁寧に解説されるのでしょうし、あくまで推論で止めておくのが無難なところなのでしょう。
晴れ間が続きすぎると雰囲気出ないようですが、そろそろ風が冷たく吹いて、葉を全部落としてくれそうです。
赤くなることの理由はなんなのかはっきりしなくても赤くなると言う事実だけは確かなので今後も見ていこうと思っています。
確かに赤くなった果実の木は葉を落としていました。
まだ十分葉が残っている木の実はそれほど赤くならないような気がします。
いつものようにどうしてなのかと思って見ていますがそんなことを繰り返していくのも一興かなと眺めていくと思います。
まっくろくろすけはとにかく人の目を楽しませてくれます!