HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

大船の午後

2010-01-14 | 【独り言】


 暑かったから、園内に人影は少なかった。
 小学生だろうか、芝生広場でしゃぼん玉遊びをしている。
 暑かったけれど、そんなことはお構いなしに裸足になって
自分たちが作って飛ばしたしゃぼん玉を追いかけている。
 お姉さんたちの飛ばしたしゃぼん玉を、今度はよちよち歩きの子供が、
時には転びながらも追いかけている。
 お母さんは大変だ。
転んでも転んでも、しゃぼん玉を追いかけ続ける子供につられて、
同じように追いかけては汗をぬぐっている。

 ♪疲れを知らない子供のように……、そんなフレーズが浮かんで消えた。

2005-09-12 大船




殆どこの手の画像は撮らなくなってしまっている。
高校時代、写真を始めたきっかけが土門拳さんの「筑豊の子どもたち」だったから、
屈託のない子どもたちの写真を撮ることが多かった。
はい、ポーズ…ではなく、勝手気ままに走り回る姿が好きだった。
だから、カメラ目線になっている画像は殆ど捨てた。
それを表情のない写真だと評されたことなどがきっかけで
子どもの写真は撮らなくなってしまった。

それから40年以上経っている。
子どもが歓声を上げて走り回っている画像はやはり撮れないけれど、
時折、こんな画像を撮りたいと思うことはある。
いつもは、表情はなくても撮り方次第で幾つもの姿に撮れる
花や樹を撮っている。
それでも、写真を撮り始めた頃に教わった写真屋のおやじの言葉は、
今でも忠実に守っているつもりだ。

作りもんはあかん。
そのまんまに撮れんのやったら、撮らん方がえぇ。


2009-12-07



暮れに、古い画像に付けた書き込みへ追記の形で写真を始めた頃の記憶を書いた。
藤沢時代、足しげく通っていた大船にある県立フラワーセンターで出会った「どら猫さん」、
ネジバナが咲き始めると何時もその出会いのシーンが浮かんでくる。
ホームページにあるBBSに懐かしい書き込みがあったので、返信した。
藤沢時代に撮った、冬の日の影踏みしていた親子の画像を覚えていて下さった。
この画像とは違って、真冬の日射しを受けた、暖かな落ち葉の中の画像だったし、
このページのリンクにその画像が張られているから、またまた追記の追記をした。

2010-01-14



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