真打ち登場…なんて言うと、ヒナギキョウやヒナキキョウソウに失礼だが…
いずれにしても、花壇に植える花ではないし
勝手に花壇に登場する花だから
真打ち登場…などと書くと、花壇を整備されている方にも失礼だ
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キキョウソウもヒナキキョウソウも咲き上がってゆく
茎が伸びて咲き上がるからと、スックと立っている時期は意外に短い
花がさいている下部では、既に果実が出来て種子を零している
開放花だけではなく、閉鎖花も混じるから茎の下は果実だらけになっている
↑ 開放花の果実と閉鎖花の果実
開放花(花が咲いたもの)と閉鎖花は、花弁がなくても区別できる
萼片5個が開放花、両側の閉鎖花は萼片3個
閉鎖花だけが種子を零している
↑ 閉鎖花2個、開放花1個
↑ 開放花2個と、閉鎖花3個
咲いた順に緑から薄茶に変わってる
果実の真ん中部分、両側に薄い膜があり、それがめくれ上がるように開いて種子を零す
ちょっと見にくいけれど、左がキキョウソウの果実
右がヒナキキョウソウの果実
種子を零すための「窓」の位置は違っている
(2012.05.27 大明石町)
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ヒナキキョウソウの「窓」は上の方に開くのだけれど
キキョウソウの「窓」はほぼ真ん中辺りに開く
(2012.05.28 須磨離宮公園)
(2012.05.31 林)
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ヒナギキョウ ヒナキキョウソウ
ヒナキキョウソウって見たことはあったかな・・・
ともう去年のことはすっかり忘れてしまっていたのです。
木場でも両方見られたのに記憶がうすれていてがっかりです。
今日ははっきり思い出しました。
木場へちょっと寄ってきたのですがヒナはただのひとつもなかったです。
刈り取られているのかもしれないし・・・
また伸びてきて見られればいいです。
雄性先熟 閉鎖花のこと 窓のこと 一から頭に刻んでいきますのでよろしくお願いいたします。
花の咲き方が区別出来ると、やはり名前と一致させるのが苦労する…。
ややこしい名前を付けすぎだと文句言っても仕方ないので
キキョウソウは花が次々、ヒナキキョウソウは花は少ない…程度で充分でしょうね。
「ソウ」がつかないヒナギキョウは、芝生地や草丈の低い場所にしか咲かないので
こちらは「ソウ」を付けないで覚えないと仕方ありませんね。
まぁ、花壇に咲かないので、見かける度に繰り返す…、根気の要る雑草です。