HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ヒナキキョウソウ

2010-06-05 | 夏 紫色系

キキョウとは違って、咲き始めから平開している。
それでもキキョウと同じ造りだし、雄しべ先熟も同じ仕組み。
しっかりと花粉を出し切った後で、雌しべの柱頭が開く。
こんな小さな花でも、しっかりと約束事は守っている。




  
㊧ 左側の花は雄しべが花粉を飛ばした状態、雌しべの柱頭は閉じている。右が雌しべの柱頭が開いた花。
茎頂の花の下には、閉鎖花が幾つも…。
㊨ 雄しべが花粉を出している時期の花。


雄しべは役目を終え、雌しべが柱頭を開いて、他花の花粉を受けようとしている。
(2010.06.04 玉津)

キキョウ キキョウソウ ヒナキキョウソウ ヒナギキヨウ

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2 コメント

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ヒナキキョウソウ (とんちゃん)
2010-06-05 13:21:05
雌しべが花粉を受ける一連の営みがよく分かりました。
小さくてもキキョウと同じなんですね。
キキョウの雄しべ先熟は私なんかでも一応聞いていました。
こうして画像で残されていると分かりやすくていいです。
ヒナキキョウソウはまだ見たことがないのでもしも見つかったら写してみたいなと!
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小さな花でも…。 (林の子)
2010-06-05 22:56:12
とんちゃん、こんばんは。
小さな花でも、どこかしら同じ部分を見つけ出すと、
それはそれは見事に似ていますね。
キキョウの名前が付けられているから、色は確かに似ているし、
生態もほぼ同じ、小さいだけに見つけるのが難しい…という人も多いですが、
ニワゼキショウなどが咲くような場所では意外と一緒に咲いています。
ただ、今の時期は草も伸び始めて埋もれてしまうので、見つけにくいのでしょう。
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