HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

ジャコウアゲハその後

2020-07-19 | 番外編 昆虫・鳥など

10日ほどで二代目が羽化するだろう…
そう書いた二代目の5匹は、17日金曜日から
今日19日日曜日にかけて
全部羽化した。
最初にウマノスズクサに付いていた幼虫を「虫の知らせ」で疎開?させて以来のお仕事。
今朝の羽化で今年の私のお仕事は終わった。








▲ 左は今朝羽化した蝶の蛹殻 右は昨日羽化した。▼



▲ 虫かごの裏蓋で蛹になっていた。▼

(2020.07.19  林)

9日目の昨日、その内の1匹が蝶になり、開け放った扉から飛んで行った。
暫くは自分が卵だった場所の周囲を飛び、曇天の空に消えた。
そして今朝、2匹目が蝶になり翅を乾かしている現場を撮っている最中に3匹目。
しっかりと育ったようで先代?よりも大きく立派だ。
ページが長く繋がるのだけれど、一連の記録を同じページに残しておく。






















(2020.07.18  林)

きのう虫かごの裏側で蛹になる準備をしていた残る二匹も
今朝、蓋の裏に器用に糸かけして蛹になっていた。
10日ほどで二代目が羽化するだろう。




▲ 昨日裏蓋に糸を掛けた蛹③ 下は今朝蛹になっていた ▼

(2020.07.08  林)

『♪♪ あそびにゆきたし かさはなし … ♪』 …、傘はあるのだけれど
安物とは言え、手に馴染んだ大事な道具は濡らしたくない。
確かに遊びみたいなモノだけれど、傘さしてまで出掛けるほどの事もあるまい。
そう思って、震災後の自宅建て直しの時に散逸したと思っていた写真ネガが150本程見つかったので
ネガからのスキャンをして時間潰し。
50年以上も放置されていたから5000枚超の大半は停止液の塩分が浮いていた。
やっとスキャン作業が終わって、ネガそのものをゴミ出ししようと玄関に出て驚いた。
昨日かなり動き廻っているな…と思っていた五匹の内、三匹は幼虫から最終脱皮して蛹になっていた。
残る二匹も虫かごの裏側で蛹になる準備をしている。


▲ 無数の糸を掛けて、蛹自体は二本の撚り線でぶら下がっている。蛹の下には最後の脱皮殻。蛹①▼



▲ 糸のかけ方が違うので別の蛹②。 ▼



▲ 後の黒い部分は羽化までの間、蛹をしっかりとつなぎ止める。▲

▲ 裏蓋に糸を掛けた蛹③ ▼



▲ この蛹も最終の脱皮殻を付けたまま。▼





▲ 蛹になる直前 蛹④と蛹⑤ ▼

(2020.07.07  林)

今年羽化したジャコウアゲハが、食餌用に採っていたウマノスズクサに卵を産み付けた。

その卵から幼虫が孵化し、食草を食べ始めたのが先月末。
一度全ての羽化を確認して来年用にしまっていた虫かごを再度用意して
幼虫から蛹、羽化するまでをもう一度お世話する事になった。
孵化から二週間、もうここまで大きくなって、そろそろ蛹になる準備が整いそうだ。
幾つかのページに貼っていた二度目の成長をひとまとめにしておく。


▲ 葉を食べ尽くして茎まで食べ始めた幼虫。このあとしっかりと新しい葉を供給した。▼

▲ 見る間に茎の先端部分は囓られて行く。この直後に新しい葉を入れたから
一目散?で茎を離れたのは言うまでも無い。▼




▲ 新しく供給した葉に飛びつくように動き始めた。▼



▲ これ以上は餌は要らないだろう…と思える大きさにまで育っている。▲

▲ 虫かごの壁面や蓋裏を探し回る幼虫、そろそろ蛹になるのだろう。▼

(2020.07.05  林)






(2020.06.29  林)


▲ 携帯電話からの転載画像 ▼

(2020.06.23  林)







(2020.06.20  林)


▲ 今年羽化した蝶が産み落とした卵 ▲
この卵から幼虫、蛹を経てジャコウアゲハが誕生する。

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 ウマノスズクサ(馬の鈴草) ジャコウアゲハの羽化 


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8 コメント

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えらいもん(^^♪ (ハム次郎)
2020-07-08 07:58:01
林の子さん、おはようございます。

先日やっとウマノスズクサの花を見ることができました。
こちらで「えらいもん」を見ちゃってからなんと、
たまたま私のblogにコメントを寄せてくださった方から舞岡公園にウマノスズクサがあることを教えていただき、
雨の予報の中行ってきました。
いつも横を通っていた場所、、、いままで何を見ていたのだろう…とロシナンテと笑ってしまいました。
まだ卵や幼虫は居なかったようでしたので、しばらくは通うことになりそうです。
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そりゃあっ、えらいこっちゃ…。 (林の子)
2020-07-08 11:35:15
花を植木鉢で育てたり、花壇を作って…と言うのは苦手ですが
ジャコウアゲハ育ては三年目、以前は鈴虫でしたから少しは楽??です。
それでも幼虫の食欲は旺盛なので、ウマノスズクサの在処を知っていないと
保護した幼虫を餓死させてしまう懸念も有ります。
それでも舞岡だとそんなには遠い場所じゃ無いし良かった。
今年は虫かごが二つになりましたが、二代目は五個の卵から全部蛹になりましたので
かごが一つ余り、今は水を張ってそこにデンジソウと、たぶんですがガガブタの葉が伸びています。
メダカなんて言われますが、殆どが外来種と交雑しているようで
育てる気にはならないです。
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うふふ (ハム次郎)
2020-07-08 18:13:13
願えば叶う…でした(*^^)v

さすがに林の子さんのようにえらいもんを扶養家族にすることは難しいですが、
のんびり何年かかけてえらいもんを楽しみたいと思っています。

デンジソウとガガブタ、マニアックなものを育てているんですね~
まぁ、林の子さんならさもありなんと妙に納得できてしまいます♪
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卵から蛹。 (林の子)
2020-07-08 22:24:09
蝶になるのが楽しみです。
デンジソウは、藤沢時代に鵠沼女子高の南にあった蓮池でメダカと一緒に広がっていたのが
いつの間にか周囲に家が建て込んで雑水が流れ込み
挙げ句にアゾラが大発生して…とまあ、
悲惨なことになってしまった、それ以来の発見でした。
ガガブタ??と思い込んでいるものが広がっているのですが
私はむしろ、白い花が咲く雑草ばかりを、庭の一角に「雑草畑」作って育てています。
雑草ですから、育てる…と身構える必要も無く、養分も不要。
強いて言えば、雑草畑の雑草抜きが大変??です。
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卵から蛹まで・・・ (こいも)
2020-07-10 16:05:09
林の子さん
ジャコウアゲハ・・・卵から蛹まで見させていただきました。
小さな幼虫がウマノスズクサをたくさん食べて
これでもかと言うくらい大きくなって糸をかけるサナギ。
背後には細かい糸をこんなに張るのですね。
知りませんでした。
しっかりとした糸に守られてやがて美しい蝶になりますね。
実際に見たことがないのですがすごいことですね。
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興味の範囲。 (林の子)
2020-07-10 20:21:26
広がり過ぎるとどこかで手抜き。
そう思うことで少しは自制しながら、今はジャコウアゲハだけ育てています。
ウマノスズクサの在処が分かっているので、蛹になるまで食草さえ切らさなければ。
それに殺虫剤を噴霧するときには、別の場所に移動する程度の苦労?はしますが。
羽化した蝶が産んだ卵からなので、初めてのことですから楽しみにしています。
一週間以上、天気は冴えないのでのんびりしたものですし
蛹になる直前から始めた古い写真ネガからのスキャンも一段落。
暫くは「昔の鉄ちゃん時代」の画像整理です。
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とても楽しみです。 (こいも)
2020-07-11 23:04:05
林の子さん
羽化した蝶が産んだ卵から・・・また蝶になるまで・・・ですよね~
こんな大変なことをする人って…
今まで見たことも聞いたことないです。
と~っても楽しみですね。
昔の画像整理も色々想いを巡らせながら楽しいことかもですね。
頑張ってください。
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暫くは植物とは縁切り…。 (林の子)
2020-07-12 01:16:06
撮った画像から気に入らないものを削除して名前を付けて、番号振って整理
一週間以内にはブログにページを作る。
天気がすぐれないときには、過去ログの整理をして幾つかのページの加筆。
それでもこの一週間は外に出てカメラ構える天気では無かったので
50年前のネガが見つかったこともあって古い鉄道写真の整理。
高校時代の学校内風景などは、同窓にメールで送ったりしましたから
時間潰しにはなりました。
植物画像は一週間殆ど無かったので、以前だとどうしたんだよ…などと
旧知の人たちからメールが届いたのですが、やはり天候不順はカメラ泣かせ。
ネットであちこちのサイトを見て歩く…と言うのもしんどいので
やはり晴れ間が欲しいな…と言う心境です。
蛹は10日程で蝶に羽化するでしょうね。
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