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カイヅカイブキの先祖返り。
街路に植えられたカイヅカイブキ。
場所柄、樹高は2メートル程度で抑えられ
こんもりとした半円形に苅られている。
だから剪定もかなり強く、あちこちに先祖返りの尖った葉。
古い学校などでは、校庭の周囲にこの木が植栽されていた。
ハリエンジュもそうだし、ヒマラヤスギも同じだった。
それでも葉や枝に棘があるし、カイヅカイブキは剪定すれば針状の葉が出てくる。
結局は「子どもが触ると、痛いし危険だから…」の理由で伐採された見ることは少なくなった。
カイヅカイブキ(貝塚伊吹) ヒノキ科ネズミサシ(ビャクシン)属 Juniperus chinensis 'Kaizuka'
(2016.01.03 田町)
【先祖返り せんぞがえり atavism、reversion】
ある個体に、親はもっていないがそれ以前の祖先がもっていた形質が現れることを先祖返りという。
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昨年の冬
やっぱりカイヅカイブキでよかったんですね
あの針のような葉は先祖返りなのですか!
剪定するとそれが出てくるんですね
年月を経るうちに丸くなるのかしら・・・
何気なく写真を撮っていて後でこれは一体・・・って気がついたのです。
ヒイラギの棘のある葉が、棘の無い葉に変わったり、切れ込みのある葉と無い葉が混じるカクレミノなどは「異形葉性」があると表現されるようです。
このカイヅカイブキの二種の葉はそれとは違う形質だと思います。
先祖が持って居たトゲトゲの葉が、庭木として植えたりするため改良された棘の無いものになった。
ところが剪定を繰り返すことによって、先祖の持って居た形質が出て来た…と言う事だと説明されています。
何気なく撮っていて気付かれたことも、少しだけ深めると、カクレミノの葉の形も覚えることになるでしょうね。