HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

シロザ(白藜)  コアカザ(小藜)

2016-02-01 | 緑色系




 シロザ(白藜) Chenopodium album var. album
(2016.01.02 松江)


秋には緑の葉が赤く色づき、果実も色づいて…と思っている。

ところがここでは春と同じ若葉が広がっている。
葉が展開し、しっかりと蕾を付け、花を咲かせはじめている。
まだまだ野菜畑としては機能していないから
暫くは伸び放題にさせてくれそうだ。


コアカザの葉は、シロザに比べて幅が細く大きく切れ込む。



葉も花も緑、咲いているかどうかよく見ないとわからない。


茎は無毛だが、葉や花には粉状の毛が密集している。


花は緑色、まず淡黄色の葯を持ったおしべが成熟し、その後めしべが成熟する。


おしべが成熟している雄性期には、花弁が開き淡黄色の葯がハッキリと見える。


花粉を出し切った後は雌性期になるのだが、めしべの柱頭だけが出て花弁は閉じたままの状態になる。















茎の赤味は株によって様々。


コアカザ(小藜)ヒユ(←アカザ)科アカザ属 Chenopodium ficifolium
シロザ(白藜) Chenopodium album var. album
 アカザ(藜) Chenopodium album var. centrorubrum

【訂正】 今までこの画像の植物はシロザとしてきたがコアカザと訂正する。
シロザの葉は幅広、花期は夏以降になる。
(2015.12.07 松江)

アカザ属だけれどシロザの方が基本種、アカザは変種。
登録順だからこうなる…という一つの例。
若葉の中心が赤みを帯びるのがアカザ、白みの強いものがシロザ、青みのものはアオザ…
本当なのかどうかは知らないけれど「若葉」がキーワード。
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今年春のシロザ



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