HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

カンサイタンポポ(関西蒲公英)

2019-04-29 | 春 黄色系

タンポポの綿毛を集めている子どもたち。
シロツメクサを集めているお母さんたち。
黄色いのは花が咲いてるから採っちゃダメだよ…と言いながら
それでも一つや二つは色添えで良いだろう。
午後の公園はそれはそれはのどかだし、歓声も何処か遠くから聞こえてくるだけだ。
広い場所で思う存分走り回ることは余りないことなのだろう。















(2019.04.26 明石公園)

南帯郭の雑草は少しだけ被害に遭っていたけれど
カンサイタンポポも幾つかは花を咲かせた。
トウダイグサやキランソウも花をつけている。
ただ、見通しが良くなった分、見たくも無いものまで見えてしまうのには閉口する。

この画像を撮った前日、生駒を歩いた。
至る所にスミレ、だったけれどカンサイタンポポも普通に広がっていた。






















(2019.04.12 明石公園









カンサイタンポポ(関西蒲公英)
キク科タンポポ属Taraxacum japonicum
(2019.04.09 明石公園

 
▲ カンサイタンポポと思われる種類の総苞と、セイヨウタンポポの総苞外片。
総苞外片が垂れるかどうかだけでは不確かな、交雑種とおぼしきものも時折見かける。
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カンサイタンポポ ロゼット葉 セイヨウタンポポ 交雑種か? シロバナタンポポ



2 コメント

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カンサイタンポポ (とんちゃん)
2019-04-29 15:42:51
全体の印象は「やさしそう」という感じがしました。
セイヨウタンポポと比べると清楚で奥ゆかしいという風にも見えるし!
在来のタンポポがすごく脅かされ数を減らしていると世間では思われていても云々は
私も以前薬草の先生から「そんなことは全くない」と聞かされたのを覚えています。
それゆえこれは在来種かな?と思ったりしますがやっぱり自分でははっきり決められず厄介なことで・・・
質問ですが総苞片は外総苞片と内側の総苞片と二重になっているのですか?
アザミなどのたくさん重なっている場合とは別に見えますが・・・
そんなことは無い。 (林の子)
2019-04-29 21:41:56
在来のタンポポがセイヨウタンポポに追いやられている…と感じるのは都会に住む人だと思います。
間違いなく造成された宅地や舗装道路沿いには、そこにあったかも知れない在来種は消えました。
人的影響なのでそれを淘汰とは言わないだけのことですし
もともと無かった埋め立て地や、山を切り開いた場所では在来種などあり得ませんね。
その意味では、セイヨウタンポポばかりが年中咲いているので
そこに住む人たちは在来タンポポなど見ないのでしょう。
おまけに年中咲いている外来種と、春にしか咲かない在来種では、
人の目に触れる機会も違うわけで外来種が多くなった…と感じるのは当然ですね。
それでも探せばまだまだ自然は残っているわけで、大きな公園や田園風景がそのまま在来タンポポのすみかだと思います。
ただ、そのような場所を人間がどんどん無くしているのですみかが少なくなっていることだけは事実です。

総苞片は外来、在来ともに短い外片と長い内片にはっきりと分かれて見えますね。
区別点に総苞外片が最初から垂れているのが外来種と言われていますが
必ず…と言うわけでは無くて、在来種でも花期が進むと垂れてくるものもあり、
交雑種ではその傾向が強いようです。
シロバナタンポポは在来種ですが、総苞だけを見ると外来種に見えてしまうものも多いです。

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