
今年も同じ場所に咲く。
楽しみにしている人はごく少数、私もその一人。
それを持ち帰って自宅で「麻薬精製」しようなどと考える人はきっといないだろう。
どれだけのアツミゲシが駆除されたのかは知らないけれど、
減っていないことだけはハッキリしている。
ヤバイですよ、こんな花を撮ったりしては…とご忠告メールまで頂いた。
警察に届けて怪訝な顔をされた事を思い出して苦笑しながら、
きっと今年もこの花の画像が撮れる…とほくそ笑んでいる。
刺々しいヒメヒレアザミとは違って、柔らかい毛。
ノボロギク、ナガミヒナゲシと共生している。
オランダミミナグサもヤエムグラも、スズメノエンドウも…。
アツミゲシ(渥美罌粟) ケシ科ケシ属 Papaver setigerum
(2015.03.06 明石川)
☆
毎年、春になると「アツミゲシ」と並列で「ハカマオニゲシ」の麻薬成分についても語られる。
ブログ上でも、アツミゲシ画像が載せられているし、時には「違法ケシ発見!」などと
鬼の首でも取ったような見出しで警察に通報しましたよ…の記事まで書かれている。
花が咲いてからの対応など、無意味とは言わないけれど、その場所を翌年も調査する手間ひまを惜しむと
結局は同じ事になる…、何度もそう伝えたけれど今年もここに同じように出て来ている。
地域によっての対応の温度差が実態だとしても、保健所は通報されれば動く程度のことだ。
自宅に持ち帰って栽培されている方が違法性の認識などされている筈も無い。
『発見されたら自分で抜き取れば良いのでは無いですか…』のコメントに反論したことも懐かしい。
『危険物には絶対手を触れないで下さい』と、あちこちに書かれているのだし、
通報しても怪訝な顔されたり、直ちに犯罪に結びつく違法性は無い…などと言われるのがオチだ。
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去年のアツミゲシ 大量の芥子坊主
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