HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

2006.02-2

2006-02-13 | 過去ログ


ウンナンオウバイ モクセイ科ソケイ属(ヤスミヌム属) Jasminum mesnyi(=J.primulinum)
雲南黄梅、「オウバイモドキ」、「ウンナンソケイ」の別名。
本家(?)は冬には葉が落ちるけれど、こちらは常緑。
花冠がオウバイよりも裂けるからか、八重咲きの如く見える。
別名のソケイは、素馨。ジャスミン類につけられた中国名。


オウバイ 黄梅
おんめさんのオウバイ。 大巧寺の黄梅。
今日は、海蔵寺の梅を撮ろうと出かけたけれど、まだ紅梅がちらほらだった。
英勝寺の入り口にある白梅は、かなり咲いてはいたけれどこちらもまだまだ。
だから、境内には入らなかった。
宝戒寺の枝垂れも、二週間くらいかかりそうだし、大巧寺の白梅も一輪だけしか咲いていなかった。
梅とは無関係だけれど、蝋梅は盛りを過ぎ、黄梅はそろそろ咲き始め。


オオイヌノフグリ
境川に沿った道に、「家庭菜園」風の一角がある。
そこには、ヒメオドリコソウや、ナズナ、オオイヌノフグリが咲き始めている。
ダイコン、ニンジン、ハクサイなどなど、川沿いの道だけれど日当たりは良い場所。

オオイヌノフグリ
群生しているのは、一度、鎌倉中央公園の炭焼き小屋近くで撮った。
自然なままに、伸びやかに咲いている図は、遠目にも春。
木場では周回路の一部が整備中、芝生広場との境部分が掘り返されてしまっているので、
去年まであった群生は消えてしまっている。

オオイヌノフグリ
武田薬品・湘南工場は、閉鎖される事になっている。
JR東海道線の、藤沢・大船間の車窓の西側に南北に長く伸びている工場。
その前を走る道路沿いの側溝は、季節の草の花が存分に光を浴びて育つ場所。
自転車走らせて、大船に向かう途中、ここでキュウリグサを見つけたし今日はノミノツヅリを見つけた。
オオイヌノフグリは、私が一番先に咲くのは当たり前ですよ、と言う態度で堂々と咲いている。


オオバヤシャブシ 大葉夜叉五倍子 ハンノキ科ハンノキ属 Alnus sieboldiana matsumura
これもハンノキの仲間。
同じように、雄花序が垂れ下がった独特の姿が、早春に展開されるのだけど、今は冬芽。
去年の果実が残った冬の木々は、花芽、葉芽、それに果実が揃っていることが多いから、「観察」には好都合だ。

オオバヤシャブシ2 大葉夜叉五倍子 ハンノキ科ハンノキ属 Alnus sieboldiana matsumura
ハンノキと同じように、雄花序が垂れ下がる姿が、早春に展開される。
上が雌花序、下が雄花序、去年の果実も残っている。


カミガヤツリ  カヤツリグサ科 Cyperus Papyrux
水生植物だけど、地植えでも結構繁殖している。
木場では、「ユメノシマカヤツリ」が、手厚く(?)保護、栽培されている。
花は、綺麗と言うには程遠い。
それでも 夏には細く長い葉や茎が涼しげだ。


カリアンドラ・エマルギナタ
お一人、熱心に何枚も同じ花を撮っていらっしゃる。
この花は、中でも撮りにくかったのだろう、かなりの時間撮っていた。
やっとその場所から、隣の緋合歓の方に移られたので、これを撮った。
私の場合は、構えてシャッター切るのに長くても一分。
まだまだ熱心に緋合歓を撮っていらっしゃるから、光を遮りそうだったので、うしろ通りますよ、そう声をかけた。
「あっ、すいません。一人で占有してしまって…」
そうなんだよなぁ~。 たった一言だけど、こんな会話が要るんだよなぁ。


カリアンドラ・ハイマトケファラ
日本語で、オオベニゴウカン。 漢字で書くと、大紅合歓。
だから、白花はさしずめ大紅合歓の白花。
白い花糸の先に、黄色の花粉が一つずつ。
赤花の方は、レッド・パウダー・パフの英語名。
だから、白花の方は普通にパウダー・パフだろうか?


キズイセン Narcissus jonquilla L.
黄色の水仙。 見れば解る。見慣れたスイセンの葉とは違って細い、ちょうどアサツキのような葉。
イトハズイセン(糸葉水仙)、ジョンキルスイセンと呼ばれる。
房咲き水仙にも同じように黄色があるけれど、 キズイセンと呼ばれるのはこちらのほうだ。


ギムノスタキウム・セイラニカム キツネノマゴ科 Gymnostachyum ceylanicum
セイラニカム(セイラニクム)は、セイロンの原産を意味する。
インド洋にある、セイロン島。
現在の国名はスリランカ、亜熱帯の島だから、この花もハイビスカスの咲く部屋で咲いている。


ギョリュウ ギョリュウ科 Tamarix chinensis
一見すると松、ギョリュウと書かれた名札を見て、ヤナギ。
けれど、花が咲くと、えぇ~っ となる。
新しい芽が伸び始めたから、花はまだ。
樹木の芽吹きの季節は、だから眼が離せない。




クレマチス・シルホサ フレックルス C.cirrhosa
冬咲きクレマチスの一つ、シルホサ系には幾つかの種類がある。
花には、それぞれの分野で専門家がいらっしゃって、
それぞれに気の遠くなるような調査・分類をなさっている方、
育成・栽培方法に至る「家庭園芸」に、これまたそれぞれのご経験を基にした懇切丁寧な情報が、
ネット上に提供されている。
素人は、そこまで立ち入る事は必要ないなぁ~、とは思いながら、
時折覗く幾つかのサイトに、間違った記述があると、これはいかんなぁ~、とも思ったりする。
この冬咲きクレマチスなどは、クレマチス愛好家の中では細かな分類がされているようだけど、
私などはかなりいい加減で、大船に咲いているものと、
そこに近い民家の垣根越しに咲いている二種類しか知らないから、区別もたいしたことは無いと思っている。
綿毛になってしまっても、花が残っていれば……。


クロッカス アヤメ科サフラン属  Crocus vernus
一昨年、同じ場所で咲いていた時には「クロッカス ジプシー・ダンサー」の名札。
今日は何も無かった。
植物園だから、全部に花の名前が欲しい、と言う方と、
写真撮るのには邪魔だよ、と言う方。
写真撮る時には確かに邪魔だけど、付いていないと花の名前は解らない。
中には「花は花でいいんだよ」と、豪快な方もいらっしゃる。
だから「黄色い花」で良いのかも知れない。

クロッカス
Crocus 秋に咲くサフランは、薄紫のひといろ。
春のクロッカスは、白、黄から薄紫、縞模様も…。
明るい春に、花も明るい。
秋のイヌサフラン(コルチカム/Colchicum autumnale)や、
これから咲き始めるゼフィランサス(サフラン擬き/Zephyranthes carinata)など、
似ている花も多いけれど、一番小柄で一番元気。


ケマンソウ 華鬘草 ケシ科 Dicentra spectabilis
タイツリソウ、鯛釣草の方が呼びやすいだろう。
山の仲間が見たら、コマクサのお化け~って言う。
こんな花がもう咲いている。


コウヤボウキ
小石川の見本園。
冬枯れの時期には、剪定された木々、枯葉を整理された草花が、残るだけで解説板だけが異様に目立つ。
その中で、コウヤボウキとナガバノコウヤボウキ、
それとボタンヅルだけは、すっかり葉も枯れ、枝も色を失っているのに残されている。


コゴメイヌノフグリ
今年初めてのコゴメイヌノフグリ。
小石川の群生も、そろそろ花盛りに近づいただろう。
木場では、フラサバソウ・オオイヌノフグリに混じって、やっと咲き始めている。

(2006.02)
画像下のコメントは原文のまま、撮影順にはなっていない。
画像サイズは投稿した際のサイズのままに掲出している。
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